2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

悪者の死は喜ばない

エゼ18:23「わたしは悪者の死を喜ぶだろうか。―神である主の御告げ―彼がその態度を悔い改めて、生きることを喜ばないだろうか」 この章の終わりには「悔い改めて、生きよ(32)」とくくられています。主が喜んで人を滅ぼしているわけではありません。主の望…

バビロンで必ず死ぬ

エゼ17:16「わたしは生きている、―神である主の御告げ―彼は、自分を王位につけた王の住む所、彼が誓いをさげすみ、契約を破ったその相手の王の住む所、バビロンで必ず死ぬ」 ゼデキヤ王が王になったのはエホヤキンがネブカデネザルに捕らえられ、王位が不在…

金を払って売春

エゼ16:34「だから、あなたの姦淫は、ほかの女の場合と反対だ。だれもあなたを求めて姦淫をする者はいなかった。あなたが報酬を支払い、だれもあなたに報酬を支払わなかった。だからあなたは反対のことをしたのだ」 売春とは女性がお金を受け取って自分の性…

森の中のぶどうの木

エゼ15:2「人の子よ。ぶどうの木は、森の木立ちの間にあって、その枝が、ほかの木よりどれだけすぐれているのか」 ぶどうは実をつけるように栽培された畑の中にあれば、実を収穫でき役に立ちます。しかし、森の木の中にほかの木と絡まるように実をつけても収…

自分たちの偶像

エゼ14:3「人の子よ。これらの者たちは、自分たちの偶像を心の中に秘め、自分たちを不義に引き込むものを、顔の前に置いている。わたしは、どうして彼らの願いを聞いてやれようか」 どんなに愛されていても浮気をする者はいます。世の中にはうまくいっている…

ヒゼキヤの脱走

エゼ12:12「彼らのうちにいる君主は、暗いうちに荷物を背負って出て行く。出て行けるように壁に穴があけられる。彼は顔をおおうであろう。彼は自分の目でその地をもう見ないからである」 君主とはヒゼキヤ王で、バビロニアのネブカデネザル王の時代に捕囚に…

ベラテヤが打たれて

エゼ11:13「こうして、私が預言しているとき、ベナヤの子ペラテヤが死んだ。そこで、私はひれ伏し、大声で叫んで言った。「ああ、神、主よ。あなたはイスラエルの残りの者たちを、ことごとく滅ぼされるのでしょうか」 ベラテヤとヤアザヌヤがいたということ…

ケルビムその2

エゼ10:14「そのおのおのには四つの顔があり、第一の顔はケルブの顔、第二の顔は人間の顔、第三の顔は獅子の顔、第四の顔は鷲の顔であった」 エゼキエル1章の記述と少し違っています。「彼らの顔かたちは、人間の顔であり、四つとも、右側に獅子の顔があり…

あのしるしのついた者

エゼ9:6「年寄りも、若い男も、若い女も、子どもも、女たちも殺して滅ぼせ。しかし、あのしるしのついた者にはだれにも近づいてはならない」 主はやみくもに滅ぼすお方ではありません。アブラハムがソドムとゴモラの街について主た語り合ったとき、もし10人で…

シャファンの子ヤアザヌヤも

エゼ8:11「また、イスラエルの家の七十人の長老が、その前に立っており、その中にはシャファンの子ヤアザヌヤも立っていて、彼らはみなその手に香炉を持ち、その香の濃い雲が立ち上っていた」 イスラエルの各氏族から70人を長老として立てるように命じられた…

惜しまず、あわれまない

エゼ7:4「わたしはあなたを惜しまず、あわれまない。わたしがあなたの行ないに仕返しをし、あなたのうちの忌みきらうべきわざをあらわにするとき、あなたがたは、わたしが主であることを知ろう」 主に拠り頼む者たちと自分勝手に生きた者たちとの違いがここ…

怒りと憤りと譴責

エゼ5:15「わたしが怒りと憤りと譴責とをもって、あなたにさばきを下すとき、あなたは回りの諸国の民のそしりとなり、ののしりとなり、戒め、恐れとなる。主であるわたしがこれを告げる」 バビロニアやアッシリアが主の目にかなう、約束の民ではありませんで…

寝返りもできない

エゼ4:8「見よ。わたしはあなたになわをかけ、あなたの包囲の期間が終わるまで寝返りができないようにする」 牛は草食動物のため、糞の匂いが人糞ほどひどくありません。中国の田舎では牛糞を燃料として調理する例もあります。とにかく、人糞を燃やすならそ…

ぼう然とするエゼキエル

エゼ3:15「そこで、私はテル・アビブの捕囚の民のところへ行った。彼らはケバル川のほとりに住んでいたので、私は彼らが住んでいるその所で、七日間、ぼう然として、彼らの中にとどまっていた」 エゼキエル自身も捕囚の身でありながら、主の言葉を伝えよと命…

聞いても聞かなくても

エゼ2:7「彼らは反逆の家だから、彼らが聞いても、聞かなくても、あなたはわたしのことばを彼らに語れ」 「彼らが聞いても聞かなくても」はヘブル語で「im shama im meriy(イム シャーマ イム メリー)」で、5節には同じ言葉が使われています。「反逆の家」…

ケルビムその1

エゼ1:5「その中に何か四つの生きもののようなものが現われ、その姿はこうであった。彼らは何か人間のような姿をしていた」 エゼキエル10章にも同じような生き物の記述があり、名前はケルビムだとあります。ケルビムが最初に登場したのはエデンの園を守る…

エホヤキンの厚遇

2王25:28「彼に優しいことばをかけ、彼の位をバビロンで彼とともにいた王たちの位よりも高くした」 「王エビル・メロダクは彼が王となったその年のうちに(27)」…とあるように、あたかも前王が死ぬのを待っていたかのように、すぐにエホヤキンを保釈しまし…

女預言者フルダ

2王22:14「そこで、祭司ヒルキヤ、アヒカム、アクボル、シャファン、アサヤは、女預言者フルダのもとに行った。彼女は、ハルハスの子ティクワの子、装束係シャルムの妻で、エルサレムの第二区に住んでいた」 預言者が必ず神殿にいたわけではありません。エリ…

ハマテ、アルバデ、セファルワイム

2王19:18「彼らはその神々を火に投げ込みました。それらは神ではなく、人の手の細工、木や石にすぎなかったので、滅ぼすことができたのです」 ハマテ、アルパデ、セファルワイム、ヘナやイワの王とは近隣諸国の王のことで、国はアッシリアに併合され、国民と…

契約を結ぶ民

2王17:39「あなたがたの神、主だけを恐れなければならない。主はすべての敵の手からあなたがたを救い出される」 神の定めと律法を守るということは、神を恐れ認めるということです。そうすれば神のご加護を受けることができ、すべての敵の手から救い出されま…

1ヶ月と6ヶ月と52年

2王15:8「ユダの王アザルヤの第三十八年に、ヤロブアムの子ゼカリヤがサマリヤでイスラエルの王となり、六か月間、王であった」13「ユダの王ウジヤの第三十九年に、ヤベシュの子シャルムが王となり、サマリヤで一か月間、王であった」 ゼカリヤが悪王だった…

ヤロブアムによる回復

2王14:27「主はイスラエルの名を天の下から消し去ろうとは言っておられなかった。それで、ヨアシュの子ヤロブアムによって彼らを救われたのである」 ヤロブアムは領土を回復し、しかもそれは預言者ヨナによって預言されていたことだと書かれています(25)。…

女王アタルヤ

2王11:4「その第七年目に、エホヤダは使いを遣わして、カリ人、近衛兵の百人隊の長たちを主の宮の自分のもとに連れて来させ、彼らと契約を結び、主の宮で彼らに誓いを立てさせ、彼らに王の子を見せた」 アタルヤはオムリの孫娘で、ユダ族とは関係なく、ユダ…

ハザエルが王に

2王8:15「しかし、翌日、ハザエルは毛布を取って、それを水に浸し、王の顔にかぶせたので、王は死んだ。こうして、ハザエルは彼に代わって王となった」 自分は犬だと言ったハザエルが、なぜ一転して主君を殺すにいたったのでしょうか?1)最初から王の座を…

ナアマンの信仰

2王5:18「主が次のことをしもべにお許しくださいますように。私の主君がリモンの神殿に入って、そこで拝む場合、私の腕に寄りかかります。それで私もリモンの神殿で身をかがめます。私がリモンの神殿で身をかがめるとき、どうか、主がこのことをしもべにお許…

シュネムの女

2王4:28「彼女は言った。『私があなたさまに子どもを求めたでしょうか。この私にそんな気休めを言わないでくださいと申し上げたではありませんか』」 女の名前は出てきませんが、シュネムに住んでおり裕福であったとあります(8)。女はエリシャと食事を繰り…

アハズヤとエリヤ

2王1:15「主の使いがエリヤに、『彼といっしょに降りて行け。彼を恐れてはならない』と言ったので、エリヤは立って、彼といっしょに王のところに下って行き」 ここでも「3回」という主の教えが働いています。ペテロは、3回の否定、3回の愛の告白、3回の聖…