2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

詩篇31篇 私のいのちを取ろうと図り

詩31:13「私は多くの者のそしりを聞きました。「四方八方みな恐怖だ」と。彼らは私に逆らって相ともに集まったとき、私のいのちを取ろうと図りました」 ダビデは出陣する戦いは連戦連勝で、いつも大勝利を得ていたはずです。民もダビデを愛していたと聖書に…

詩篇29篇 主の声は

詩29:7「主の声は、火の炎を、ひらめかせる」 「水」は主の声に先んじて存在していました(創1:2)。主は「大洪水のときに御座に着かれた(10)」ともあり、水と神の御座は深い関係があります。ヨハネの見た新天地では、海こそなくなりますが、川は存在し、いの…

詩篇27篇 私のいのちの日の限り

詩27:4「私は一つのことを主に願った。私はそれを求めている。私のいのちの日の限り、主の家に住むことを。主の麗しさを仰ぎ見、その宮で、思いにふける、そのために」 通常なら「主の家」は神殿を指し、契約の箱が置かれている場所のことです。モーセの時代…

詩篇26篇 私を試みてください

詩26:2「主よ。私を調べ、私を試みてください。私の思いと私の心をためしてください」 ダビデが歌った詩は多くは、サウルから追われているときや、敵と戦っていたころのものです。サウルは「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った(1サム18:7)」という人々の…

詩篇22篇 彼のお気に入りなのだから

詩22:8「主に身を任せよ。彼が助け出したらよい。彼に救い出させよ。彼のお気に入りなのだから」 旧約中、十字架の預言は13か所だと言われ、その内の8か所は詩篇に書かれているそうです。さらに8つの中の5つのことばは詩篇22篇にあるとされています。「わが…

詩篇19篇 御手のわざを告げ知らせる

詩19:1「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる」 抽象的な表現で、意味は何となくわかりますが、ピンときません。しかも「話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない(3)」とあり、どうやって神のことばを広めたのか不思議です。次に「…

詩篇18篇 国々の中であなたをほめたたえ

詩18:49「それゆえ、主よ。私は、国々の中であなたをほめたたえ、あなたの御名を、ほめ歌います」 詩篇18篇はそのまま、サムエル記の中にあります(2サム22章)。サムエル記の中でダビデはサウルと親友ヨナタンの骨を回収し、ベニヤミンの土地に葬る記事があり…

詩篇16篇 主が私の右におられる

詩16:8「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない」 「置いた」と「おられる」とでは立ち位置が違います。「私」が主語であるなら、私の前に何を置くかは「私」の選択に関わってきます。もちろん、主を選ばす他のも…

詩篇14篇 悟りのある者

詩14:2「主は天から人の子らを見おろして、神を尋ね求める、悟りのある者がいるかどうかをご覧になった」 「悟りのある」のヘブル語は「sakal(サヘル)」で、愚か者(1)の「nabal(ナバル)」と対比しています。「sakal(サヘル)」には、「慎重深い」や「気配りの…

詩篇12篇 人は互いにうそを話し

詩12:2「人は互いにうそを話し、へつらいのくちびると、二心で話します」 英語NIVでは「Everyone lies to their neighbor; they flatter with their lips but harbor deception in their hearts」と訳され、直訳すると「誰もが隣人に嘘を言い、口ではお世辞…

詩篇8篇 人とは、何者なのでしょう

詩8:4「人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは、何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは」 「顧みられる」のヘブル語「paqad(パケード)」には「数えられる」という意味が含まれています。神を信じる者ならば、一…

詩篇6篇 いつまでですか

詩6:3「私のたましいはただ、恐れおののいています。主よ。いつまでですか。あなたは」 詩篇には「悔い改めの詩」と呼ばれる歌が7つあり、古くから親しまれています(6,32,38,61,130,143篇)。この6篇はその中の1つです。ダビデは八弦の琴に合わせて歌い始め…

詩篇4篇 すぐ、眠りにつきます

詞4;8「平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます」 詩篇3篇から表題が付くようになり、ダビデによる「賛歌」が多く登場します。「賛歌」のヘブル語「mizmowr(ミズモール)」は文字通り「…

詩篇1篇 時が来ると実がなり

詩1:3「その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える」 何かをすれば幸いになるのではなく、何かをしなければ幸いだと書かれています(1)。具体的には「悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道…

民数記36章 イスラエル人の相続地は

民36:7「イスラエル人の相続地は、一つの部族から他の部族に移してはならない。イスラエル人は、おのおのその父祖の部族の相続地を堅く守らなければならないからである」 娘が嫁いだなら、彼女の持つ財産もその嫁いだ先のものになる…というのが一般的な考え…

民数記35章 あなたがたの目のとげとなり

民33:55「もしその地の住民をあなたがたの前から追い払わなければ、あなたがたが残しておく者たちは、あなたがたの目のとげとなり、わき腹のいばらとなり、彼らはあなたがたの住むその土地であなたがたを悩ますようになる」 約束の地に入る前に、すでにモア…

民数記29章 第七月の十五日

民29:12「第七月の十五日には、あなたがたは聖なる会合を開かなければならない。どんな労役の仕事もしてはならない。あなたがたは七日間、主の祭りを祝いなさい」 第七月は現在の10月ごろ、すなわち秋に相当します。エルサレムの緯度は北緯31度で、鹿児島県…

民数記28章 小麦粉十分の二エパとする

民28:12「雄牛一頭については、穀物のささげ物として、油を混ぜた小麦粉十分の三エパ。雄羊一頭については、穀物のささげ物として、油を混ぜた小麦粉十分の二エパとする」 聖書の記述では分数は「何番目」という書き方になっています。「10分の1」ならば「as…

民数記26章 コラの子たちは死ななかった

民26:11「しかしコラの子たちは死ななかった」 コラに加担したダタンとアビラムはルベン族の者たちでした(16:1)。コラ自身はレビの子ケハテの孫に当たり(16:1)、モーセとアロンとはいとこの関係になります(59)。モーセ、アロン、コラはケハテの孫に当たり、…

民数記23章 あなたはただ祝福しただけです

民23:11「バラクはバラムに言った。「あなたは私になんということをしたのですか。私の敵をのろってもらうためにあなたを連れて来たのに、今、あなたはただ祝福しただけです」」 バラクはイスラエルを恐れていました(22:3)。少なく見積もっても300万人はいた…

民数記21章 それを旗ざおの上につけよ

民21:8「すると、主はモーセに仰せられた。「あなたは燃える蛇を作り、それを旗ざおの上につけよ。すべてかまれた者は、それを仰ぎ見れば、生きる」」 偶像を作ったり拝んだりするのを禁じたのは主ご自身です(出20:4)。しかし、荒野でのモーセに命じたこの言…

民数記19章 それに湧き水を加える

民19:17「この汚れた者のためには、罪のきよめのために焼いた灰を取り、器に入れて、それに湧き水を加える」 天幕の中で仕えていても死ぬことがあったようです(14)。祭司の服のすそには鈴が付けられ、その音を絶やしてはならないという命令があります(出28:3…

民数記15章 在留異国人にも

民15:29「イスラエル人のうちの、この国に生まれた者にも、あなたがたのうちにいる在留異国人にも、あやまって罪を犯す者には、あなたがたと同一のおしえがなければならない」 主は出エジプトをして間もなく、荒野で在留異国人を苦しめても、しいたげてもな…

民数記14章 死ななければならない

民14:35「主であるわたしが言う。一つになってわたしに逆らったこの悪い会衆のすべてに対して、わたしは必ず次のことを行なう。この荒野で彼らはひとり残らず死ななければならない」 「逆らった」というのは、イスラエルの民に対して悪いうわさを伝えたこと…

民数記11章 民がみな、預言者となればよいのに

民11:29「しかしモーセは彼に言った。「あなたは私のためを思ってねたみを起こしているのか。主の民がみな、預言者となればよいのに。主が彼らの上にご自分の霊を与えられるとよいのに」」 エルダデとメダデは、モーセの指示に従わず天幕に出ていきませんで…

民数記9章 自分の罪を負わなければならない

民9:13「身がきよく、また旅にも出ていない者が、過越のいけにえをささげることをやめたなら、その者はその民から断ち切られなければならない。その者は定められた時に、主へのささげ物をささげなかったのであるから、自分の罪を負わなければならない」 何の…

民数記7章 聖所のシェケルで

民7:85「銀の皿はそれぞれ百三十シェケル、鉢はそれぞれ七十シェケル。これらの器の銀は、合わせて、聖所のシェケルで二千四百シェケル」 全てのささげ物は各部族から贈られ、12倍の容量になります。銀に至っては皿130シェケルと鉢70シェケルの合計200シェケ…