2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

パラダイス

ルカ23:43「イエスは、彼に言われた。『まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます』」 パラダイスという言葉は新約の中だけで使われ、3回登場します。黙示録では「いのちの木」があるとされ、エデンの園のイメージと…

エゴ エイミ

ルカ22:70「彼らはみなで言った。『ではあなたは神の子ですか』すると、イエスは彼らに『あなたがたの言うとおり、わたしはそれです』と言われた」 「わたしはそれです」の原文は「ego eimi(エゴ エイミ)」となり、モーセの前で名乗った神の名前、すなわち「…

サタンの申し出

ルカ22:31「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました」 サタンは常に人を訴えられるように、この世界を見張っています。ヨブ記の最初にも似たような場面があります。ヨブに試練を与えれば…

自費で家を借りて

使28;30-31「こうしてパウロは満二年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちをみな迎えて、大胆に、少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた」 パウロが果たして皇帝の前に立って直訴して、キリストを証しし…

元気出して

使27:22「しかし、今、お勧めします。元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う者はひとりもありません。失われるのは船だけです」 たとえ主が共におられようとも、通るべき道を避けて歩むわけにはいきません。「共におられるのなら、危ない道やで…

大声で叫ぶフェスト

使26:24「パウロがこのように弁明していると、フェストが大声で、「気が狂っているぞ。パウロ。博学があなたの気を狂わせている」と言った」 なぜフェストは大声でこんなことを叫ばなければならなかったのでしょうか?パウロは「預言者たちやモーセが、後に…

アグリッパとパウロ

使25:29「ただ、彼と言い争っている点は、彼ら自身の宗教に関することであり、また、死んでしまったイエスという者のことで、そのイエスが生きているとパウロは主張しているのでした」 フィストの新着任のお祝いを述べるためにアグリッパ兄妹が表敬訪問をし…

ユダヤ人ドルシラ

使24:24「数日後、ペリクスはユダヤ人である妻ドルシラを連れて来て、パウロを呼び出し、キリスト・イエスを信じる信仰について話を聞いた」 死者の復活についての知識があったのはこの妻のためです。ドルシラはこの箇所にしか登場しないため、どういう人物…

クラウデオ・ルシアの判断

使23;29「その結果、彼が訴えられているのは、ユダヤ人の律法に関する問題のためで、死刑や投獄に当たる罪はないことがわかりました」 イエス様がピラトのさばきを受けたときもピラトの判断は同じでした。イエス様には死刑や投獄にあたる罪はないとしたので…

ローマ市民権

使22:29「このため、パウロを取り調べようとしていた者たちは、すぐにパウロから身を引いた。また千人隊長も、パウロがローマ市民だとわかると、彼を鎖につないでいたので、恐れた」 パウロの母はベニヤミンの子孫でユダヤ人です。父がローマ市民だった関係…

四千人の刺客

使21:38「『するとあなたは、以前暴動を起こして、四千人の刺客を荒野に引き連れて逃げた、あのエジプト人ではないのか』と言った」 パウロはキリストを伝える使徒でしたが、ユダヤ人の中には、メシアはまだ来ていないと思っている人が多く、パウロの伝える…

血の責任

使20:26[ですから、私はきょうここで、あなたがたに宣言します。私は、すべての人たちが受けるさばきについて責任がありません」 パウロがエペソの長老たちを呼び寄せたのは、これが最後の会話になるかもしれないからです(25)。そして、最後に言うべき言葉…

ガリオとソステネ

使18:17「そこで、みなの者は、会堂管理者ソステネを捕らえ、法廷の前で打ちたたいた。ガリオは、そのようなことは少しも気にしなかった」 パウロはイエス様にコリントで伝道を続けるように言われ1年半もコリントにいました(10.11)。その間にユダヤ人たち…

またいつか

使17:32「死者の復活のことを聞くと、ある者たちはあざ笑い、ほかの者たちは、「このことについては、またいつか聞くことにしよう」と言った」 自分に関係の深い事案なら、何をおいても時間を割いて聞くことができるでしょう。「またいつか」は聞きたくない…

困り果てて

使16:18「幾日もこんなことをするので、困り果てたパウロは、振り返ってその霊に、「イエス・キリストの御名によって命じる。この女から出て行け」と言った。すると即座に、霊は出て行った」 「いと高き神のしもべたちで、救いの道をあなたがたに宣べ伝えて…

ヤコブの提案

使15:20「ただ、偶像に供えて汚れた物と不品行と絞め殺した物と血とを避けるように書き送るべきだと思います」 最終的に本部エルサレム教会からアンテオケ教会に送られた文面は、このヤコブ案がそのまま採用されました(29)。もともとは割礼するかどうかが…

変な神の名をつけられて

使14:11「パウロのしたことを見た群衆は、声を張り上げ、ルカオニヤ語で、「神々が人間の姿をとって、私たちのところにお下りになったのだ」と言った」 どこの世界でも土着の宗教はあるもので、バルナバとパウロはまさしくそういう地域に使わされたのです。…

信じられないこと

使13:41「見よ。あざける者たち。驚け。そして滅びよ。わたしはおまえたちの時代に一つのことをする。それは、おまえたちに、どんなに説明しても、とうてい信じられないほどのことである」 ハバクク1章5節の言葉の引用です。人がどんなにがんばっても真似…

キプロス人とクレネ人

使11:20「ところが、その中にキプロス人とクレネ人が幾人かいて、アンテオケに来てからはギリシヤ人にも語りかけ、主イエスのことを宣べ伝えた」 ステパノが殉教したにもかかわらず、彼が従事していた食事当番の教訓は生かされていませんでした。しかし、こ…

ペテロでなければ

使10:15-16「すると、再び声があって、彼にこう言った。『神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない』こんなことが三回あって後、その入れ物はすぐ天に引き上げられた」 ペテロには苦い経験がありました。それはイエス様が捕らえられたときに、自分に…

ドルカス

使9:39「そこでペテロは立って、いっしょに出かけた。ペテロが到着すると、彼らは屋上の間に案内した。やもめたちはみな泣きながら、彼のそばに来て、ドルカスがいっしょにいたころ作ってくれた下着や上着の数々を見せるのであった」 アメリカでは「ドルカ…

サマリヤ伝道

使8:23「あなたはまだ苦い胆汁と不義のきずなの中にいることが、私にはよくわかっています」 サウロ(パウロ)の迫害のおかげで、ピリポはサマリヤに行くきっかけを得ることができました(4)。サマリヤはイエス様と水くみに来た女が出会い、渇くことのない…

心と耳の割礼

使7;51「かたくなで、心と耳とに割礼を受けていない人たち。あなたがたは、父祖たちと同様に、いつも聖霊に逆らっているのです」 パウロは聖霊による心の割礼こそ割礼だと断言しています(ロマ2:29)。また、旧約の時代にも「あなた方は心の包皮を切り捨て…

ステパノ奉仕の第一歩

使6:3「そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします」 配給のときの差別が発覚したのは弟子たちが増えたからです(1)。ヘブル語を使う純粋ユ…

共産教会?

使4:34-35「彼らの中には、ひとりも乏しい者がなかった。地所や家を持っている者は、それを売り、代金を携えて来て、使徒たちの足もとに置き、その金は必要に従っておのおのに分け与えられたからである」 初代教会が形成される中で一種の共産主義のような考…

美しの門事件

使3:11「この人が、ペテロとヨハネにつきまとっている間に、非常に驚いた人々がみないっせいに、ソロモンの廊という回廊にいる彼らのところに、やって来た」 舞台は美しの門からソロモン回廊に移ります。美しの門はメインゲート「黄金の門」に通じる神殿の3…