2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

主に感謝せよ

詩136:1「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで」 ヘブライ語で韻をふむ歌の手法は一般的ですが、これは同じ言葉を繰り返している賛美です。「その恵みはとこしえまで」は原語では「checed(ヘセッド) owlam(オラーム)」という…

創造の業の深さ

詩135;6「主は望むところをことごとく行なわれる。天で、地で、海で、またすべての淵で」 主が御心を行なうことは間違いありません。逆に言うなら、御心しか行ないわないのです。ここでは天地、海そしてすべての淵と書かれています。淵はヘブル語で「tehowm…

ヘルモンの露のように

詩133:3「それはまたシオンの山々におりるヘルモンの露にも似ている。主がそこにとこしえのいのちの祝福を命じられたからである」 前節ではアロンに油注がれた油が、ひげにまで伝わり衣の襟までしたたる様子が書かれています。ヘルモンの露も同様に、標高2…

神の箱が見つかって

詩132:7「主よ。立ち上がってください。あなたの安息の場所に、お入りください。あなたと、あなたの御力の箱も」 御力の箱とは主の契約の箱「アーク」のことです。ペリシテ人との戦いの中でイスラエルの長老が神の箱を戦場に運ばせたのがことの発端です(1…

わたしの祈り

詩130;2「主よ。私の声を聞いてください。私の願いの声に耳を傾けてください」 主がいつも祈りにすぐ応えてくださり、あっという間に必要が満たされるなら誰も感謝しなくなるでしょう。それはまるで神が自動販売機のような感覚です。お金を入れれば好きな商…

刈り取り

詩129:7「刈り取る者は、そんなものを、つかみはしない。たばねる者も、かかえはしない」 「そんなもの」とは、伸びないうちに枯れる屋根の草のことです(6)。日本のかやぶき屋根もそうですが、屋根にかややわらを敷き詰めてからさらにその植物が成長して…

シオンとエルサレム

詩128:5「主はシオンからあなたを祝福される。あなたは、いのちの日の限り、エルサレムの繁栄を見よ」 シオンの山、あるいは丘はエルサレムの南西にあり、聖書では二つの地名はよく一緒に例えられています。主の山はシオンを指し、ヤコブの神の家があるとさ…

主が家を建てるのでなければ

詩127:1「主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい」 すべては主のもとにあるという意味です。もし主に救われクリスチャンとなったとしても、主と交わりがなければどうやって自分の思い…

涙とともに

詩126:6「種入れをかかえ、泣きながら出て行く者は、束をかかえ、喜び叫びながら帰って来る」 聖書を読んで思うことは、主に救われてすべてがバラ色の人生になるとは限らないということです。主に近づけば近づくほど、聖められ、今のままの状態でいることは…

正しくあり続けること

詩125:3「悪の杖が正しい者の地所の上にとどまることなく、正しい者が不正なことに、手を伸ばさないためである」 アダムとエバが知識の木の実を食べたために、人には善悪を知る知識が備わりました。人は正しいことと悪いことをなんとなくわかっています。例…

手に目を向ける

詩123:2「ご覧ください。奴隷の目が主人の手に向けられ、女奴隷の目が女主人の手に向けられているように、私たちの目は私たちの神、主に向けられています。主が私たちをあわれまれるまで」 主人の手とは、指示を与えるものです。時には指先だけで指し示す場…

律儀なダビデ

1サム30:24「だれが、このことについて、あなたがたの言うことを聞くだろうか。戦いに下って行った者への分け前も、荷物のそばにとどまっていた者への分け前も同じだ。共に同じく分け合わなければならない」 ダビデが人から好かれたのには理由があります。たと…

サウルの最後

1サム31:10「彼らはサウルの武具をアシュタロテの宮に奉納し、彼の死体をベテ・シャンの城壁にさらした」 サウルのスタートは華々しいものでした。美青年で背も高く、人が選ぶように主も選ばれたのです。サウルは霊に敏感で何度も主からの霊を受けて預言してい…

死後の世界

1サム28:20「すると、サウルは突然、倒れて地上に棒のようになった。サムエルのことばを非常に恐れたからである。それに、その日、一昼夜、何の食事もしていなかったので、彼の力がうせていたからである」 霊媒が出てきて霊を呼び出す場面はここだけです。そ…

ダビデの前に現れた二人

1サム26:10「ダビデは言った『主は生きておられる。主は、必ず彼を打たれる。彼はその生涯の終わりに死ぬか、戦いに下ったときに滅ぼされるかだ』」 25章ではならず者ナバルを自らの手で殺そうとしたのに、サウルに対する態度とあまりにも違いがあります。それ…

サウルは預言者なのか

1サム19:24「彼もまた着物を脱いで、サムエルの前で預言し、一昼夜の間、裸のまま倒れていた。このために、「サウルもまた、預言者のひとりなのか」と言われるようになった」 預言者の一人か、と呼ばれるようになったのはこれで2回目です(10:12)。なぜ神…

ミカルはダビデを愛し

1サム18:28「こうして、サウルは、主がダビデとともにおられ、サウルの娘ミカルがダビデを愛していることを見、また、知った」 ミカルがダビデを愛していたことは書かれていますが、果たしてダビデはどうだったのでしょうか?その後ダビデがサウルから逃れて…

少年ダビデ

1サム16:7「彼の容貌や、背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る」 人の目はなんとごまかされやすいのでしょうか?サタンが人の心に入り、見るものを美しく飾らせ、人に好まし…

サウルの祭壇

1サム14:36「サウルは主のために祭壇を築いた。これは彼が主のために築いた最初の祭壇であった」 サウルはすでに勝手にいけにえを捧げるという罪を犯しており、王になるチャンスを逃しています(13:19)。サウルには自分勝手に先走るクセがありました。7日…

名誉挽回のベニヤミン族

1サム12:19「あなたのしもべどものために、あなたの神、主に祈り、私たちが死なないようにしてください。私たちのあらゆる罪の上に、王を求めるという悪を加えたからです」 ベニヤミン族の中から王が選ばれるというのには意味があったと思います。それは、士…

サウル王の最初は良くても

1サム10:6「主の霊があなたの上に激しく下ると、あなたも彼らといっしょに預言して、あなたは新しい人に変えられます」 サウルの王のスタートはすばらしいものでした。神の霊がくだり実際にサウルは預言者とともに預言にするようになり「サウルも預言者のひ…

五つの金のねずみ

1サム6:4「人々は言った『私たちのする償いとは何ですか』彼らは言った『ペリシテ人の領主の数によって、五つの金の腫物、すなわち五つの金のねずみです。あなたがたみなと、あなたがたの領主へのわざわいは同じであったからです』」 腫物=ねずみ、というの…

エホバとエロヒム

1サム4:4「そこで民はシロに人を送った。彼らはそこから、ケルビムに座しておられる万軍の主の契約の箱をかついで来た。エリのふたりの息子、ホフニとピネハスも、神の契約の箱といっしょにそこに来た」 新改訳では「YHWH」と書かれている部分はすべて太文字…

エリの息子たち

1サム2:26「人がもし、ほかの人に対して罪を犯すと、神がその仲裁をしてくださる。だが、人が主に対して罪を犯したら、だれが、その者のために仲裁に立とうか』しかし、彼らは父の言うことを聞こうとしなかった。彼らを殺すことが主のみこころであったから…

ラハブの子ボアズ

ルツ4:12「また、主がこの若い女を通してあなたに授ける子孫によって、あなたの家が、タマルがユダに産んだペレツの家のようになりますように」 イスラエルの長老たちは、自分たちの家系に異邦人の女がいることを理解していました。ユダが自分の息子の嫁タ…

ナオミの信仰

ルツ1:6「そこで、彼女は嫁たちと連れ立って、モアブの野から帰ろうとした。モアブの野でナオミは、主がご自分の民を顧みて彼らにパンを下さったと聞いたからである」 エリメレク一家がモアブに移ったのは飢饉がひどかったからでした(1)。主の導きの中に…