2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

安息日に良いことを

詩92:1「主に感謝するのは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名にほめ歌を歌うことは」 この詩の初めには「安息日のため」だと書かれています。そして「主に感謝しなさい」…ではなく、主に感謝する、それは「良いこと(原語towbトーブ)」だとありま…

モーセ登場

詩90:10「私たちの齢は七十年。健やかであっても八十年。しかも、その誇りとするところは労苦とわざわいです。それは早く過ぎ去り、私たちも飛び去るのです」 今まではおもにダビデやダビデの家臣がダビデの幕屋で歌われた歌でしたが、ここに来てモーセの歌…

自分が生きている間?

詩89:34「わたしは、わたしの契約を破らない。くちびるから出たことを、わたしは変えない」 88編に続きこの歌を歌ったのはエズラフ人のエタンだと書かれており、88編のヘマンと同様に賢い4人に数えられていました(1王4:31)。聖書の記述のルールとして年齢の…

知恵あるヘマンの歌

詩88:15「私は若いころから悩み、そして死にひんしています。私はあなたの恐ろしさに耐えてきて、心が乱れています」 この歌を作ったのはエズラフ人ヘマンだと最初にあります。ヘマンの名前は唯一列王記にあり、ソロモンの知恵がいかに優れていたかを比較す…

数に入れよう

詩87:4「わたしはラハブとバビロンをわたしを知っている者の数に入れよう。見よ。ペリシテとツロ、それにクシュもともに。これらをもここで生まれた者として」 以前にも書きましたが、ヨシュア記に出てくる遊女ラハブ「Rachab」(ヨシュ2:1)とヨブ記やイザヤ…

よみから救われ

詩86:13「それは、あなたの恵みが私に対して大きく、あなたが私のたましいを、よみの深みから救い出してくださったからです」 「よみ」は「黄泉」とも「陰府」とも書き、新共同訳では「陰府」と書き方が統一されています。死後行くところとされ、聖書に最初…

何が正義なのか

士20:13「「今、ギブアにいるあのよこしまな者たちを渡せ。彼らを殺して、イスラエルから悪を除き去ろう。」ベニヤミン族は、自分たちの同族イスラエル人の言うことに聞き従おうとしなかった」 何が「悪」で何が「正義」なのでしょうか?同性愛の町ギブアに…

性の乱れ

士19:2「ところが、そのそばめは彼をきらって、彼のところを去り、ユダのベツレヘムの自分の父の家に行き、そこに四か月の間いた」 「彼をきらって」という部分は英語訳NIVでは「she was unfaithful to him主人に不誠実なことをして」、キングジェームス…

ダン族の堕落

士18:31「こうして、神の宮がシロにあった間中、彼らはミカの造った彫像を自分たちのために立てた」 ダン族が終わりの時代に12部族から離れるのは黙示録にも書かれていますが(黙7章)、もともとはヤコブが12人の子供たちに世の終わりにどうなるかを告げたこと…

勝手に神殿

士17:5「このミカという人は神の宮を持っていた。それで彼はエポデとテラフィムを作り、その息子のひとりを任命して、自分の祭司としていた」 ミカは母から財産を盗み(2)、母は息子が正直に盗みを告白してくれたから、盗まれた銀で偶像を作ろうと言い(4)、ミ…

銀5500の誘惑

士16:5「すると、ペリシテ人の領主たちが彼女のところに来て、彼女に言った。「サムソンをくどいて、彼の強い力がどこにあるのか、またどうしたら私たちが彼に勝ち、彼を縛り上げて苦しめることができるかを見つけなさい。私たちはひとりひとり、あなたに銀…

ナジル人として

士15:14「サムソンがレヒに来たとき、ペリシテ人は大声をあげて彼に近づいた。すると、主の霊が激しく彼の上に下り、彼の腕にかかっていた綱は火のついた亜麻糸のようになって、そのなわめが手から解け落ちた」 サムソンがペリシテ人の女を見初めたとき、両…

シボレテの発音

士12:6「その者に、「『シボレテ』と言え」と言い、その者が「スィボレテ」と言って、正しく発音できないと、その者をつかまえて、ヨルダン川の渡し場で殺した。そのとき、四万二千人のエフライム人が倒れた」 日本人も英語の発音が苦手です。「right(正しい…

見るに忍びない

士10:16「彼らが自分たちのうちから外国の神々を取り去って、主に仕えたので、主は、イスラエルの苦しみを見るに忍びなくなった」 アビメレクのことは詳しく書かれていますが、彼がイスラエルを支配したのは3年です(9:22)。それに対し、たった1行しか書かれ…

三日月の飾り

士8:21「そこで、ゼバフとツァルムナは言った。「立って、あなたが私たちに撃ちかかりなさい。人の勇気はそれぞれ違うのですから。」すると、ギデオンは立って、ゼバフとツァルムナを殺し、彼らのらくだの首に掛けてあった三日月形の飾りを取った」 ギデオン…

最初のギデオン

士6:22「これで、この方が主の使いであったことがわかった。それで、ギデオンは言った。「ああ、神、主よ。私は面と向かって主の使いを見てしまいました」」 ギデオンはミデアンから見つからないように酒ぶねの中で小麦を打っていましたが(11)、主の使いはギ…

デボラとヤエル

士4:21「だが、ヘベルの妻ヤエルは天幕の鉄のくいを取ると、手に槌を持ってそっと彼のところへ近づき、彼のこめかみに鉄のくいを打ち込んで地に刺し通した。彼は疲れていたので、熟睡していた。こうして彼は死んだ」 デボラはバラクに対して「主はシセラをひ…

聖絶すべきこと

士2:17「ところが、彼らはそのさばきつかさにも聞き従わず、ほかの神々を慕って淫行を行ない、それを拝み、彼らの先祖たちが主の命令に聞き従って歩んだ道から、またたくまにそれて、先祖たちのようには行なわなかった」 さばきつかさ「shaphat(シャファット…

楽しい時間は短い

詩84:10「まことに、あなたの大庭にいる一日は千日にまさります。私は悪の天幕に住むよりはむしろ神の宮の門口に立ちたいのです」 楽しい時間は短く感じる…というのはアインシュタインの相対性理論の一部ですが、人によって時間の感じ方はまちまちです。詩篇…

士師記の記事

詩83:11「彼らの貴族らを、オレブとゼエブのように、彼らの君主らをみな、ゼバフとツァルムナのようにしてください」 オレブとゼエブはともにミデアンの首長で、ギデオンが有名な300人の少数部隊で戦ったときに負けて殺された2人です(士7:25)。またゼバフと…

お前たちは神々だ

詩82:6「わたしは言った。「おまえたちは神々だ。おまえたちはみな、いと高き方の子らだ」」 「おまえたち」というのは、不正なさばきを行なっている者たちのことです(2)。ここの箇所はイエス様が、宮きよめの祭りのときにユダヤ人たちに取り囲まれたときに…

神の名前について

詩81:9「あなたのうちに、ほかの神があってはならない。あなたは、外国の神を拝んではならない」 出エジプトの十戒のオリジナルでは「ほかの神」は「ほかの神々」となっています(出20:3)。これはこの詩の原文では「'el(エール)」という単数の「神」が使われ…

右の手の人

詩80:17「あなたの右の手の人の上に、御手が、ご自分のため強くされた人の子の上に、御手がありますように」 主の右にはたった一人の人しかいません(マコ16:19)。ここに書かれた「人の子」は「'ben adam(ベン・アダム)」で、「手」のヘブライ語「yad(ヤッド)…

7という数字

詩79:12「主よ。あなたをそしった、そのそしりの七倍を、私たちの隣人らの胸に返してください」 「7」という数字はとても不思議な数字で、よく言われているのは神の数字、完全数字だということです。それは神が天地創造に6日を費やし、7日目にすべてのわざ…

右の手が変わる

詩77:10「そのとき私は言った。「私の弱いのはいと高き方の右の手が変わったことによる」」 「もう決して愛してくださらないのだろうか(7)」と主の愛を疑うことは、クリスチャン生活の中で1度ぐらいは体験することでしょう。右手は主の救いの象徴で「主は、…