2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アロンに塗られた血

レビ8:23「こうしてそれはほふられた。モーセはその血を取り、それをアロンの右の耳たぶと、右手の親指と、右足の親指に塗った」 アロンを正面から見たら、右の耳たぶ、右の手と足の親指に血が塗られていることに気づくでしょう。右は権威の象徴で、耳、手、…

パン種を入れないパン

レビ7:13「なお和解のための感謝のいけにえに添えて、種を入れた輪型のパンをささげなさい」 捧げられたパンはドーナツ状のもので、パン種を入れたものと入れないものの2種類ありました。前節に小麦粉で作る場合は、小麦粉で作るように指定されています(12…

肉を食べ、血を裂ける

レビ6:27「その肉に触れるものはみな、聖なるものとなる。また、その血が少しでも着物の上にはねかかったときには、あなたは、そのはねかかったものを聖なる所で洗わなければならない」 ほふられたものは聖なるものとされ、食べなければなりません(26)。し…

知らされる罪

レビ5:5「これらの一つについて罪に定められたときは、それを犯した罪を告白しなさい」 たとえ気づかなくても、指導者や祭司が罪だと認めた場合は、告白しなければなりません。バスケットボールのルールに反則を犯したものは手をあげるというものがあります…

按手してほふる

レビ4:15「そこで、会衆の長老たちは、主の前でその雄牛の頭の上に手を置き、その雄牛を主の前でほふりなさい」 手を置いて祈ることは按手として聖書に何度か登場します。雄牛の頭の上に手を置くのは、裁きの対象を移す意味があります。頭に手を置く行為は、…

脂肪は主のもの

レビ3:16「祭司は祭壇の上でそれを食物として、火によるささげ物、なだめのかおりとして、焼いて煙にしなさい。脂肪は全部、主のものである」 脂肪がいちばんおいしいのに…と考えてしまうのは聖書的ではないのでしょうか?聖書は「脂肪は全部、主のもの」だ…

祭壇と血

レビ1:11「その人は祭壇の北側で、主の前にこれをほふりなさい。そして祭司であるアロンの子らは、その血を祭壇の回りに注ぎかけなさい」 幕屋の方向は決まっていて、入り口を東に設け、祭壇、洗盤、聖所、至聖所の順に西に向かって進むようになっていました…

栄光は輝き

出40:35「モーセは会見の天幕にはいることができなかった。雲がその上にとどまり、主の栄光が幕屋に満ちていたからである」 すべての仕事を終え、幕屋のすべての準備が整ったとき、主の隣在が幕屋を覆いました(34)。モーセは主に会おうとしても、幕屋に入…

幕屋の金と青銅はどこから?

出38:29「奉献物の青銅は七十タラント二千四百シェケルであった」 新約のタラントと旧約のタラントは若干重さに違いがあり、はっきりした量はわかりませんが、最大40キロを適用するなら、70タラントは2800キログラムとなり、70タラント2400シ…

最高のスタッフの集め方

出36:2「モーセは、ベツァルエルとオホリアブ、および、主が知恵を授けられた、心に知恵のある者すべて、すなわち感動して、進み出てその仕事をしたいと思う者すべてを、呼び寄せた」 これぞ教会、奉仕の姿といった感じでしょうか?主から知恵を授けられた者…

注意すべきこと

出34:4「そこで、モーセは前のと同じような二枚の石の板を切り取り、翌朝早く、主が命じられたとおりに、二枚の石の板を手に持って、シナイ山に登った」 32章では、最初の板は神の作品だと書かれていましたが、2回目のときはモーセが石の板を用意してシナ…

石板は神の作品

出32:16「板はそれ自体神の作であった。その字は神の字であって、その板に刻まれていた」 板は原語では「luwach(ルアーク)」となっており、木でできた板の意味もありますが、モーセが怒りにまかせて砕いたことを考えると、石でできたタブレットのようなもの…

ターバンと兜巾

出28:40「あなたはアロンの子らのために長服を作り、また彼らのために飾り帯を作り、彼らのために、栄光と美を表わすターバンを作らなければならない」 ターバンは長い布を頭に巻くもので、起源は聖書のこの記述が最も古いと思われます。ヘブライ語では「マ…

幕屋にはケルビム

出26:31「青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で垂れ幕を作る。これに巧みな細工でケルビムを織り出さなければならない」 「巧みな」は英語で「cunning」、カンニング(日本語のカンニングの使い方は間違いで、テストをカンニングするは、cheati…

贈り物を受け取るとき

出23:8「わいろを取ってはならない。わいろは聡明な人を、盲目にし、正しい人の言い分をゆがめるからである」 日本は贈り物と接待の国です。裁量を任される責任者は、決定を受ける人たちから金銭、食事、遊興などの接待を受けます。それにより、優先的に自分…

十戒と罰則

出21:23「しかし、殺傷事故があれば、いのちにはいのちを与えなければならない」 十戒はルール設定ではあっても、ルール違反をした場合の罰則は書かれていません。「殺してはならない」の戒めを破った場合は、自分のいのちで購うことが基本です。しかし、お…

角笛が鳴ると

出19:19「角笛の音が、いよいよ高くなった。モーセは語り、神は声を出して、彼に答えられた」 角笛は神の隣在を知らせる合図です。角笛の合図とともに、主が動き、みわざを行ないます。多くの民は雷といなづまと密雲を見て震え上がっていました(16)。モー…

杖は聖霊?

出17:5「主はモーセに仰せられた。「民の前を通り、イスラエルの長老たちを幾人か連れ、あなたがナイルを打ったあの杖を手に取って出て行け」 モーセとアロンの杖はやがて「アロンの杖」と呼ばれ、契約の箱の中に収められました(ヘブ9:4)。杖は権威の象徴…

エジプトその後

出14:28「水はもとに戻り、あとを追って海にはいったパロの全軍勢の戦車と騎兵をおおった。残された者はひとりもいなかった」 エジプトから出たヘブル人は壮年男子60万人となっており(12:37)、単純に考えて60万人分の労働者を失ったことになります。エジ…

心に塗られる血

出12:23「主がエジプトを打つために行き巡られ、かもいと二本の門柱にある血をご覧になれば、主はその戸口を過ぎ越され、滅ぼす者があなたがたの家にはいって、打つことがないようにされる」 過ぎ越しの祭りは、このときから始まりました。この月がイスラエ…

暗闇のほうが恐い

出10:23「三日間、だれも互いに見ることも、自分の場所から立つこともできなかった。しかしイスラエル人の住む所には光があった」 災いが激しくなるにつれてパロの心は軟化していきました。パロの心は主のみ手の中にあり、頑固な思いはどのようにすれば和ら…

まだまだ強情

出8:18「呪法師たちもぶよを出そうと、彼らの秘術を使って同じようにしたが、できなかった。ぶよは人や獣についた」 血とカエルまでは呪法師たちも再現できましたが、3番目のブヨの災いになるともうお手上げです。ブヨとアブはカエルの死体の山が腐って、そ…

モーセの成長は?

出6:30「しかしモーセは主の前に申し上げた。『ご覧ください。私は口べたです。どうしてパロが私の言うことを聞くでしょう』」 モーセの性格は消極的で、臆病な面がありました。しかも、神に直接出会っていながら、まだ疑うようなことを言います。神から与え…

血の花嫁、解釈2

出4:24「さて、途中、一夜を明かす場所でのことだった。主はモーセに会われ、彼を殺そうとされた」 何かが主の逆鱗に触れたのでしょう。本来なら「ああ主よ。どうかほかの人を遣わしてください(13)」 …この言葉あたりで殺されてもいいようなものです。しか…

どんなうわさ?

ヨブ42:5「私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました」 主を礼拝していたヨブは、実際に目で主を見たことがありませんでした。それは、現代のクリスチャンも同じことです。うわさとは、多くの人の証しのことだと思いま…

河馬じゃないベヒモス

ヨブ40:15「さあ、河馬を見よ。これはあなたと並べてわたしが造ったもの、牛のように草を食らう」 河馬と訳するのは苦しいと思います。英語で「Behemoth」、原語でも「behemowth」と発音され、神が最初に創造した傑作だとされています。今、神はこの動物を引…

天の法令、地の法則

ヨブ38:33「あなたは天の法令を知っているか。地にその法則を立てることができるか」 2011年に発表された物理学の報告には、「光より速い物質を発見した」ことが書かれていました。素粒子ニュートリノがその物質で、スイスで行なわれた再実験でもその速さは…