2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

貧しい者のために

詩76:9「神が、さばきのために、そして地上の貧しい者たちをみな、救うために、立ち上がられたそのときに。セラ」 「貧しい」のヘブル語「'anav(アナーブ)」には、「虐げられた」とか「卑しい」という意味もあります。神が目を留められるのは、高い地位にあ…

あわ立つぶどう酒

詩75:8「主の御手には、杯があり、よく混ぜ合わされた、あわだつぶどう酒がある。主が、これを注ぎ出されると、この世の悪者どもは、こぞって、そのかすまで飲んで、飲み干してしまう」 黙示録の中には「神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた神の怒りのぶどう…

教会を焼かれても

詩74:8「彼らは心の中で、「彼らを、ことごとく征服しよう」と言い、国中の神の集会所をみな、焼き払いました」 2014年春ごろのニュースでは中国当局が、キリスト教を弾圧していると報道されていました。報道によると中国の浙江省温州市と呼ばれるところで20…

わたしのしあわせ

詩73:28「しかし私にとっては、神の近くにいることが、しあわせなのです。私は、神なる主を私の避け所とし、あなたのすべてのみわざを語り告げましょう」 アサフはメラリ族の出身で、彼らの奉仕分担は庭の周り、つまり幕屋の外幕の設置と運搬でした(民4:32)…

最後の祈り

詩72:15「それゆえ、彼が生きながらえ、彼にシェバの黄金がささげられますように。彼のためにいつも彼らは祈り、一日中、彼をほめたたえますよに」 最後に「エッサイの子ダビデの祈りは終わった(20)」とあるので、この歌はダビデのものです。最初の「ソロモ…

あがめよう

詩70:4「あなたを慕い求める人がみな、あなたにあって楽しみ、喜びますように。あなたの救いを愛する人たちが、「神をあがめよう」と、いつも言いますように」 「神をあがめよう」の「あがめる」はヘブル語で「gadal(ガダール)」が使われ、聖書に最初にこの…

いのちの書に名前を

詩69:28「彼らがいのちの書から消し去られ、正しい者と並べて、書きしるされることがありませんように」 いのちの書がどんなものかはわかっていませんが、その中に書かれている名前が1人だけ聖書に登場します。それは「いのちの書に名のしるされているクレメ…

雲に乗って、を一考

詩68:4「神に向かって歌い、御名をほめ歌え。雲に乗って来られる方のために道を備えよ。その御名は、主。その御前で、こおどりして喜べ」 日本語訳では、共同訳、口語訳でも「雲に乗って」という表現ですが、英語訳ではキングジェームスやNASBでは「砂漠を越…

火によるさばき

イザ66:16「実に、主は火をもってさばき、その剣ですべての肉なる者をさばく。主に刺し殺される者は多い」 最初の創造はみことばによってでした(創1:1)。神がことばを発する前に「神の霊は水の上を動いていた(創1:1)」とあります。ペテロは「地は神のことば…

新天地

イザ65:17「見よ。まことにわたしは新しい天と新しい地を創造する。先の事は思い出されず、心に上ることもない」 原語では「創造する」は創世記1章1節の「初めに神が天と地を創造した」の「創造」と同じ「bara(バーラ)」が使われています。しかしここでは単…

見たことも聞いたことも

イザ64:4「神を待ち望む者のために、このようにしてくださる神は、あなた以外にとこしえから聞いたこともなく、耳にしたこともなく、目で見たこともありません」 パウロはコリント教会にこの一節を引用して、神のなされることの不思議さ、偉大さを説明してい…

黙るのは終わり

イザ62:1「シオンのために、わたしは黙っていない。エルサレムのために、黙りこまない。その義が朝日のように光を放ち、その救いが、たいまつのように燃えるまでは」 イスラエルは偶像崇拝をやめず、神から離れてしまったために、主の怒りを買いました。イザ…

主の霊が私の上に

イザ61:1「神である主の霊が、わたしの上にある。主はわたしに油をそそぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。捕らわれ人には解放を、囚人には釈放を告げ」 主の霊がわたしの上にある…と言っても、それが世の…

押し寄せる

イザ60:6「らくだの大群、ミデヤンとエファの若いらくだが、あなたのところに押し寄せる。これらシェバから来るものはみな、金と乳香を携えて来て、主の奇しいみわざを宣べ伝える」 イエス様の誕生のときにも、東方から星を占う者たちがやってきて、黄金、乳…

ご自分のささえ

イザ59:16「主は人のいないのを見、とりなす者のいないのに驚かれた。そこで、ご自分の御腕で救いをもたらし、ご自分の義を、ご自分のささえとされた」 誰かが人類の代表となって、神と人との間を取り持ってくれればひょっとしたら和解が成立したのかもしれ…

断食について

イザ58:5「わたしの好む断食、人が身を戒める日は、このようなものだろうか。葦のように頭を垂れ、荒布と灰を敷き広げることだけだろうか。これを、あなたがたは断食と呼び、主に喜ばれる日と呼ぶのか」 イスラム教にもラマダンと呼ばれる断食が年に1回、1ヶ…

なめらかな石

イザ57:6「谷川のなめらかな石がおまえの分け前、そこいらの石が、おまえの受ける割り当て。それらに、おまえは、注ぎのぶどう酒を注ぎ、穀物のささげ物をささげているが、こんな物で、わたしが慰められようか」 川からなめらかな石を拾ってきたのはダビデが…

金がなくても

イザ55:1「ああ。渇いている者はみな、水を求めて出て来い。金のない者も。さあ、穀物を買って食べよ。さあ、金を払わないで、穀物を買い、代価を払わないで、ぶどう酒と乳を買え」 イエス様が仮庵の祭りに行かれたとき(ヨハ7:1)、「だれでも渇いているなら…

あなたを集める

イザ54:7「わたしはほんのしばらくの間、あなたを見捨てたが、大きなあわれみをもって、あなたを集める」 イザヤはユダ王国に仕えた預言者だったので、ユダ族とベニヤミン族に対してこのことばが語られたのでしょう。「あなたを集める」には2種類の解釈が考…

彼は罰せられ

イザ53:4「まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たちは思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと」 「彼」がイエス様のことを指しているのは明白ですが、「神に罰せられ、神に打たれ」とあります。ここでは「naga…

なんと美しい

イザ52:7「良い知らせを伝える者の足は山々の上にあって、なんと美しいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、「あなたの神が王となる」とシオンに言う者の足は」 パウロはローマ書の中で、福音を伝える者への賛美を書いてい…

ラハブと竜

イザ51:9「さめよ。さめよ。力をまとえ。主の御腕よ。さめよ。昔の日、いにしえの代のように。ラハブを切り刻み、竜を刺し殺したのは、あなたではないか」 イザヤの言う「Rahab」は、ヨシュアの時代に斥候をかくまった女性の「Rachab」とは発音が同じですが…

従う者

イザ50:6「打つ者に私の背中をまかせ、ひげを抜く者に私の頬をまかせ、侮辱されても、つばきをかけられても、私の顔を隠さなかった」 イエス様の顔が隠されなかったのは、イエス様が主に従ったからです。「神である主は、私に弟子の舌を与え、疲れた者をこと…

私の偶像がこれをした

イザ48:5「わたしは、かねてからあなたに告げ、まだ起こらないうちに、聞かせたのだ。『私の偶像がこれをした』とか、『私の彫像や鋳た像がこれを命じた』とかあなたが言わないためだ」 「うなじがこわい」という表現が聖書に登場しますが(出32:9など)、こ…

呪術や星占いに頼って

イザ47:1「おとめバビロンの娘よ。下って、ちりの上にすわれ。カルデヤ人の娘よ。王座のない地にすわれ。もうあなたは、優しい上品な女と呼ばれないからだ」 バビロンの繁栄は後世にも伝えられ、世界7不思議の1つにバビロンの空中庭園があります。地上約30…

主のはかりごと

イザ46:10「わたしは、終わりの事を初めから告げ、まだなされていない事を昔から告げ、『わたしのはかりごとは成就し、わたしの望む事をすべて成し遂げる』と言う」 人生が最初からわかっていたらどうでしょう?何歳で学校に行き、何歳で結婚し、何人の子供…

抜群のさじ加減

イザ45:18「天を創造した方、すなわち神、地を形造り、これを仕上げた方、すなわちこれを堅く立てた方、これを茫漠としたものに創造せず、人の住みかにこれを形造った方、まことに、この主がこう仰せられる。「わたしが主である。ほかにはいない」 「茫然」…