2016-01-01から1年間の記事一覧

わたし、イエスは

黙22:16「わたし、イエスは御使いを遣わして、諸教会について、これらのことをあなたがたにあかしした。わたしはダビデの根、また子孫、輝く明けの明星である」 今までの一人称の正体がここで明かされています。ヨハネはイエス様ご自身のことばとしてこれを…

新しいエルサレム

黙21:2「私はまた、聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために飾られた花嫁のように整えられて、神のみもとを出て、天から下って来るのを見た」 ヨハネは新エルサレムが下ってくるのを、2回繰り返しています。おそらく「七つの鉢を持っていた七人の御使いの…

諸国の民

黙20:8「地の四方にある諸国の民、すなわち、ゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する。彼らの数は海べの砂のようである」 サタンは底知れぬ所に投げ込まれ、諸国の民を惑わさないようにされています(3)。千年王国は黙示録だけに書…

あなたの兄弟たちと同じしもべです

黙19:10「そこで、私は彼を拝もうとして、その足もとにひれ伏した。すると、彼は私に言った。「いけません。私は、あなたや、イエスのあかしを堅く保っているあなたの兄弟たちと同じしもべです。神を拝みなさい。イエスのあかしは預言の霊です」」 この天使…

わが民よ

黙18:4「それから、私は、天からのもう一つの声がこう言うのを聞いた。「わが民よ。この女から離れなさい。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです」」 「わが民よ」という呼びかけは英語では「my people」となり、これと同じ表現が旧…

非常に驚いた

黙17;6「そして、私はこの女が、聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。私はこの女を見たとき、非常に驚いた」 「驚いた」というギリシャ語は「thaumazo(サウマーゾ)」で、7節、8節にある「驚く」は全部この単語が使われています。多く…

怒りはここに窮まる

黙15:1「また私は、天にもう一つの巨大な驚くべきしるしを見た。七人の御使いが、最後の七つの災害を携えていた。神の激しい怒りはここに窮まるのである」 「窮まる」の漢字は「極まる」ではなく「窮」が使われています。窮するとも表現され、「詰める」とか…

永遠の福音を携えていた

黙14:6「また私は、もうひとりの御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は、地上に住む人々、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。」 もうすでに7つ目のラッパは吹き鳴らされています(11:15)。人類の三分の一は殺…

666を一考

黙13:18「ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である」 「666」は聖書研究者でない人たちも興味を持って研究しており、バードコードだのインターネットだのといろいろと噂…

イエスのあかしを保っている者たち

黙12:17「すると、竜は女に対して激しく怒り、女の子孫の残りの者、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを保っている者たちと戦おうとして出て行った」 イエス様が70人を町や村に遣わしたとき、「わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天か…

見よ。第三のわざわいが

黙11:14「第二のわざわいは過ぎ去った。見よ。第三のわざわいがすぐに来る」 今までの出来事の経過は、御座におられる方から子羊が巻物を受け取ることからスタートしています(5:7)。この巻物には7つの封印があり、1つ1つ解かれていく様子が次に書かれてい…

ラッパの音が響くその日には

黙10:7「第七の御使いが吹き鳴らそうとしているラッパの音が響くその日には、神の奥義は、神がご自身のしもべである預言者たちに告げられたとおりに成就する」 「もはや時が延ばされることはない(6)」に使われている「時」はギリシャ語で「chronos(クロノス)…

にがよもぎ2

黙8:10「第三の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の三分の一とその水源に落ちた」 原子力と呼ばれる核を動力とした発電のしくみは1940年代から始まっています。それ以来大小合わせて50件近…

小羊の血で洗って

黙7:14「そこで、私は、「主よ。あなたこそ、ご存じです」と言った。すると、彼は私にこう言った。「彼らは、大きな患難から抜け出て来た者たちで、その衣を小羊の血で洗って、白くしたのです」 パウロはイエス様のことをあまり「小羊」という称号では呼びま…

第五の封印

黙6:9「小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てたあかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た」 巻物は1つです。それに対して7つの封印がされています(5:1)。6章では、その内の6つの封印までが開かれてい…

ほふられたと見える小羊

黙5:6「さらに私は、御座――そこには、四つの生き物がいる――と、長老たちとの間に、ほふられたと見える小羊が立っているのを見た。これに七つの角と七つの目があった。その目は、全世界に遣わされた神の七つの御霊である」 この4つの生き物というのが、なか…

救い主である神を忘れた

詩106:21「彼らは自分たちの救い主である神を忘れた。エジプトで大いなることをなさった方を」 詩編はモーセの時代から(90篇)、バビロンの時代までに及びます(137篇)。この詩篇がいつ歌われたものかはわかりませんが、この人は出エジプトのことをとても熱く…

アブラハムへの聖なることば

詩105:42「これは主が、そのしもべアブラハムへの聖なることばを、覚えておられたからである」 ノアの洪水以降人の齢が120年に決められてから(創6:3)、そろそろ何百歳という年齢の人が少なくなってきたときアブラハムは誕生します。アブラハムはセムの子孫で…

罪にしたがって

詩103:10「私たちの罪にしたがって私たちを扱うことをせず、私たちの咎にしたがって私たちに報いることもない」 人にとっては朗報ですが、だからといって何をしても大丈夫という意味ではありません。イスラエルの民はシナイ山でモーセの帰りを待ちきれず、偶…

これらのものは滅びるでしょう

詩102:26「これらのものは滅びるでしょう。しかし、あなたはながらえられます。すべてのものは衣のようにすり切れます。あなたが着物のように取り替えられると、それらは変わってしまいます」 天地を含めて滅びるゆくものがあります。人の肉体もその1つです…

私は耐えられません

詩101:5「陰で自分の隣人をそしる者を、私は滅ぼします。高ぶる目と誇る心の者に、私は耐えられません」 ダビデのまっすぐな心は聖書を読む者を引き付けます。特にサウル王からの執拗な追撃には、ダビデも本当に困ったことだと思います。しかし、ダビデの考…

その大庭に、入れ

詩100:4「感謝しつつ、主の門に、賛美しつつ、その大庭に、入れ。主に感謝し、御名をほめたたえよ」 詩編100篇はよく賛美で歌われるもので、個人的に知っているだけでも5~6曲あります。この中の「大庭」はヘブル語で「chalser(カハセーア)」が使われ、モ…

主は聖である

詩99:3「国々の民よ。大いなる、おそれおおい御名をほめたたえよ。主は聖である」 「大いなる」と「聖である」は、ともに形容詞で、それぞれヘブル語では「godowl(ガドール)」と「qadowsh(カドーシュ)」が使われており、英語では「great」「holy」と訳され…

主は地をさばくために来られる

詩98:9「確かに、主は地をさばくために来られる。主は義をもって世界をさばき、公正をもって国々の民を、さばかれる」 旧約聖書だけを信じるなら、主は必ず来られ、ユダヤ人を苦難の中から救い出してくださると考えるでしょう。ユダヤ人たちはユダヤ教のため…

主は天をお造りになった

詩96:5「まことに、国々の民の神々はみな、むなしい。しかし主は天をお造りになった」 日本は八百万(やおよろず)の神がいるとされ、その数は八百万でなく無数にあるという意味です。すべての動物、自然、物に至るまでたましいがあり、不徳な行いをするなら…

わたしの安息に入れない

詩95:11「それゆえ、わたしは怒って誓った。「確かに彼らは、わたしの安息に、入れない」と」 パウロはへブル人への手紙の中で、新しい契約の人たちにも安息に入れるチャンスは残されていると語っています(ヘブ4:1-2)。そしてその根拠が、荒野で40年間さまよ…

高ぶる者に報復してください

詩94:2「地をさばく方よ。立ち上がってください。高ぶる者に報復してください」 2016年11月にアメリカの大統領選挙が行われました。当時民主党のクリントン氏が少しリードしていると見られていましたが、ふたを開けてみるとトランプ氏の圧勝で勝敗が決しまし…

川は、声をあげ

詩93:3「主よ。川は、声をあげました。川は、叫び声をあげました。川は、とどろく声をあげています」 1節の「みいつ」はおそらく「御稜威(あるいは御厳)」のことだと思います。辞書では「厳(いつ)」を敬っていう語だと書かれています。「厳粛」の「厳」…

不法を行なう者どもが

詩92:7「悪者どもが青草のようにもえいでようと、不法を行なう者どもがみな栄えようと、それは彼らが永遠に滅ぼされるためです」 「滅ぼされる」に相当するヘブル語は「shamad(シャマッド)」が使われ、「破壊する」などの意味があります。不法を行う者を認め…

サタンの引用した箇所

詩91:11「まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる」 サタンがイエス様を誘惑したときに使ったことばがこれです(マタ4:6)。詩篇は当時のユダヤ人としても愛読されていたようで、新約でも多くの引用が見ら…