2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

クレオパたち

ルカ24:29「それで、彼らが、「いっしょにお泊まりください。そろそろ夕刻になりますし、日もおおかた傾きましたから」と言って無理に願ったので、イエスは彼らといっしょに泊まるために中に入られた」 イエス様はまだ先に行くようでした(28)。それがどこか…

立ち直ったら

ルカ22:32「 しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」 ヨブ記を読んでいても不思議に思いますが(ヨブ1:12)、サタンも人を誘惑するのに神の許可を得ているのでしょうか?…

雲に乗って来られる方

ルカ21:27「そのとき、人々は、人の子が力と輝かしい栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです」 雲に乗ってくるという表現はこの箇所だけではありません。古くは旧約聖書に書かれており、詩篇では「雲に乗って来られる方のために道を備えよ(詩68:4)」とあ…

りっぱなお答えです

ルカ20:39「律法学者のうちのある者たちが答えて、「先生。りっぱなお答えです」と言った」 パリサイ人つまり律法学者たちは、自分たちのことを公の前で悪く言われたことで、スパイを送り込みイエス様のことば尻をつかまえようとしました(20)。そのパリサイ…

取税人のかしらザアカイ

ルカ19:2「ここには、ザアカイという人がいたが、彼は取税人のかしらで、金持ちであった」 イエス様はエルサレムに向かっていて、サマリヤとガリラヤの境を通っていました(17:11)。エリコはちょうどサマリヤとの境にある都市で、ヨシュアの時代にラッパを吹…

私は取税人のようではない

ルカ18:11「パリサイ人は、立って、心の中でこんな祈りをした。『神よ。私はほかの人々のようにゆする者、不正な者、姦淫する者ではなく、ことにこの取税人のようではないことを、感謝します』」 取税人の嫌われ方は異常なものを感じます。福音書には取税人…

ひとりは取られ

ルカ17:34「あなたがたに言うが、その夜、同じ寝台でふたりの人が寝ていると、ひとりは取られ、他のひとりは残されます」 携挙のことだと言われている御ことばです。これがテサロニケの「生き残っている私たちが、たちまち彼らといっしょに雲の中に一挙に引…

パラカレイオ

ルカ15:31「父は彼に言った。『子よ。おまえはいつも私といっしょにいる。私のものは、全部おまえのものだ』」 弟は財産を使い尽くしたかもしれませんが、兄も同様に身代を分けてもらっていたので財産を持っていたはずです(12)。しかも「私のものは全部おま…

まずすわって

ルカ14:28「塔を築こうとするとき、まずすわって、完成に十分な金があるかどうか、その費用を計算しない者が、あなたがたのうちにひとりでもあるでしょうか」 北朝鮮が建てようとした「柳京ホテル」という建物があります。今から四半世紀、約25年もの前から…

それでもだめなら

ルカ13:18「番人は答えて言った。『ご主人。どうか、ことし一年そのままにしてやってください。木の回りを掘って、肥やしをやってみますから』」 これはガリラヤ人の捧げたいけにえにピラトがガリラヤ人の血を混ぜ、彼らのいけにえを台無しにしたことから話…

多く要求される

ルカ12:48「しかし、知らずにいたために、むち打たれるようなことをしたしもべは、打たれても、少しで済みます。すべて、多く与えられた者は多く求められ、多く任された者は多く要求されます」 ギリシャ語「genosko(ゲノスコ)」は、「知る」という意味のほか…

幸いなのは

ルカ11:28「しかし、イエスは言われた。「いや、幸いなのは、神のことばを聞いてそれを守る人たちです」」 これは一人の群衆の中にいた女が叫んだことばに応えたものです。女は「あなたを産んだ腹、あなたが吸った乳房は幸いです(27)」と言いました。ひとり…

いなずまのように天から

ルカ10:18「イエスは言われた。「わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました」」 ヘブル語の「天」は「ouranos(ウラノス)」で、バプテスマのヨハネが宣教を開始したときに言った「天の御国が近づきました(マタ3:2)」の天と同じ単語…

底知れぬ所

ルカ8:31「悪霊どもはイエスに、底知れぬ所に行け、とはお命じになりませんようにと願った」 悪霊が「底知れぬ所」を嫌がったのは、その場所に行くなら閉じ込められることを知っていたからだと思います。黙示録では、第5番目のラッパが吹かれると底知れぬ穴…

罪深い女

ルカ7:38「泣きながら、イエスのうしろで御足のそばに立ち、涙で御足をぬらし始め、髪の毛でぬぐい、御足に口づけして、香油を塗った」 よく似た話がヨハネにも書かれています(ヨハ12:3)。しかし、ヨハネの場合は、女はマリヤとされ、姉マルタと兄弟ラザロが…

聖書を読んだか?

ルカ6:3「イエスは彼らに答えて言われた。「あなたがたは、ダビデが連れの者といっしょにいて、ひもじかったときにしたことを読まなかったのですか」」 パリサイ人の言った「安息日にしてはならない(2)」とは、おそらく弟子たちの「麦の穂を摘んで、手でもみ…

レビとマタイ

ルカ5:29「そこでレビは、自分の家でイエスのために大ぶるまいをしたが、取税人たちや、ほかに大ぜいの人たちが食卓に着いていた」 マタイ、マルコ、ルカの共観福音書にはすべてこの記事が書かれていますが(マタ9:10、マルコ2:15)、ルカだけはこの食事はレビ…

ことばに権威があった

ルカ4:32「人々は、その教えに驚いた。そのことばに権威があったからである」 権威はギリシャ語で「eksusea(エクスシーア)」で、キングジェームス訳では「power」と訳されています。普段聞きなれている祭司や律法学者の話すことばには「力」がなかったから、イ…

ヨセフの子と思われていた

ルカ3:23「教えを始められたとき、イエスはおよそ三十歳で、人々からヨセフの子と思われていた。このヨセフは、ヘリの子、順次さかのぼって」 ルカは綿密にイエス様の誕生のことを調べ上げ、聖霊によって宿されたことや、マリアとエリザベツが親戚であること…

ユアンゲリッゾ

ルカ1:19「御使いは答えて言った。「私は神の御前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この喜びのおとずれを伝えるように遣わされているのです」」 ガブリエルが自ら名乗ったのは聖書の中でルカのこの箇所だけです。ほかにガブリエルの名前が出てくるのは…

笑いものにし、侮った

2歴36:16「ところが、彼らは神の使者たちを笑いものにし、そのみことばを侮り、その預言者たちをばかにしたので、ついに、主の激しい憤りが、その民に対して積み重ねられ、もはや、いやされることがないまでになった」 ヨシアは惜しまれつつも亡くなり、全ユ…

息子への教育

2歴33:23「彼はその父マナセがへりくだったようには、主の前にへりくだらず、かえって、彼アモンは罪過を大きくした」 同じ悪王でもマナセには悔い改めのチャンスが与えられ、アモンはわずか2年で家来たちに殺されてしまいます(24)。マナセはヒゼキヤが命を…

ギホン水道

2歴32:30「このヒゼキヤこそ、ギホンの上流の水の源をふさいで、これをダビデの町の西側に向けて、まっすぐに流した人である。こうして、ヒゼキヤはそのすべての仕事をみごとに成し遂げた」 ギホンのトンネルとも、ギホン水道とも呼ばれる治水改革は、アッシ…

神の御手が臨み

2歴30:12「また、ユダには、神の御手が臨み、人々は心を一つにして、主のことばのとおりに王とそのつかさたちの命令を行なった」 「御手」はヘブル語で「yad(ヤッド)」で、直訳すると、「神の手がユダにあった」という感じになります。神の業ですばらしいも…

ヨタム

2歴27:6「このように、ヨタムは勢力を増し加えた。彼が、彼の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたからである」 ヨタムは良い王で、偶像やほかの神々をユダに持ち込みませんでした。しかし、ユダの国民は相変わらず「なお滅びに向かっていた(2)」とある…

殺されたらみんな喜んだ

2歴23:21「一般の人々はみな喜び、この町は平穏であった。彼らはアタルヤを剣にかけて殺したからである」 殺されて民に喜ばれる王にだけはなりたくないものです。アタルヤがいかに国民のことを考えず、自分勝手であったかを物語る一節だと思います。2015年7…