2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ほえたける獅子のように

1ペテ5:8「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています」 たまに「レオン」という名前の人を見かけますが、レオンはギリシャ語の「ライオン」で日本語訳は…

最後に申します

1ペテ3:8「最後に申します。あなたがたはみな、心を一つにし、同情し合い、兄弟愛を示し、あわれみ深く、謙遜でありなさい」 「最後」とはギリシャ語で「telos(テロス)」で、まだ3章で手紙の半ばですが、話を締めくくろうとしています。しかし、手紙は5章ま…

イザヤからの引用

2ペテ2:24「そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです」 「彼の打ち傷によって、私たちは癒された(イザ53:5)」は有…

この終わりの時に

1ペテ1:20「キリストは、世の始まる前から知られていましたが、この終わりの時に、あなたがたのために、現われてくださいました」 「世」はギリシャ語で「kosmos(コスモス)」で、宇宙や世界を表す言葉です。地球だけではなく、宇宙が造られる前だとするなら…

私たちも以前は

テト3:3「私たちも以前は、愚かな者であり、不従順で、迷った者であり、いろいろな欲情と快楽の奴隷になり、悪意とねたみの中に生活し、憎まれ者であり、互いに憎み合う者でした」 パウロは指導的立場にありながら、自分も最初から成長した状態にあったので…

自分自身が良いわざの模範

テト2:7-8「また、すべての点で自分自身が良いわざの模範となり、教えにおいては純正で、威厳を保ち、非難すべきところのない、健全なことばを用いなさい。そうすれば、敵対する者も、私たちについて、何も悪いことが言えなくなって、恥じ入ることになるでし…

真実のわが子

テト1:4「同じ信仰による真実のわが子テトスへ。父なる神および私たちの救い主なるキリスト・イエスから、恵みと平安がありますように」 もちろんテトスはパウロの実子ではありませんが、テモテ同様若くパウロとは年齢差があったことがうかがわれます。使徒…

何というひどい迫害

2テモ3:11「またアンテオケ、イコニオム、ルステラで私にふりかかった迫害や苦難にも、よくついて来てくれました。何というひどい迫害に私は耐えて来たことでしょう。しかし、主はいっさいのことから私を救い出してくださいました」 ルステラはテモテの出身…

ヒメナオとピレト

2テモ2:18「彼らは真理からはずれてしまい、復活がすでに起こったと言って、ある人々の信仰をくつがえしているのです」 彼らとはヒメナオとピレト(17)を含む、「聞いている人々を滅ぼすことになるような、ことばについての論争(14)」をする人たちのことです…

オネシポロ

2テモ1:16「オネシポロの家族を主があわれんでくださるように。彼はたびたび私を元気づけてくれ、また私が鎖につながれていることを恥とも思わず」 パウロは出会う人々との関係を大切にする義理堅い男だったようです。テモテを引き取り弟子にしたのも、テモ…

繁栄を元どおりにする

ヨエル3:1「見よ。わたしがユダとエルサレムの繁栄を元どおりにする、その日、その時」 イスラエルはエフライム人ヤロブアムを初代王とする国で(1王12:20)、ヤロブアム自身はもともとはソロモンの家来でした(1王11:26-28)。ヤロブアムは主の道に歩まず、悪か…

だれがこの日に耐えられよう

ヨエル2:12「主は、ご自身の軍勢の先頭に立って声をあげられる。その隊の数は非常に多く、主の命令を行なう者は力強い。主の日は偉大で、非常に恐ろしい。だれがこの日に耐えられよう」 主が怒るのに遅いのならば(13)、まだ悔い改めるチャンスがあります。ま…

主の日は来る

ヨエル1:15「ああ、その日よ。主の日は近い。全能者からの破壊のように、その日が来る」 ペテロはヨエルの預言を引用して、「終わりの日に私の霊をすべての人に注ぐ(使2:17)」と語っています。主の霊が注がれるのは、主の日が来られる終わりの時代です。しか…

墓地にすわり豚の肉を食べ

イザ65:4「墓地にすわり、見張り小屋に宿り、豚の肉を食べ、汚れた肉の吸い物を器に入れ」 「墓地」と「豚」と聞くとどうしても、イエス様が行かれたゲラサ(マタイではガダラ)地方を思い出してしまいます。墓地も豚も人から嫌われているものの代表です。社会…

美しい宮は火で焼かれ

イザ64:11「私たちの先祖があなたをほめたたえた私たちの聖なる美しい宮は、火で焼かれ、私たちの宝とした物すべてが荒廃しました」 神殿が炎上したのは、AD70年のユダヤ戦争のときです。ローマは当時世界最強をうたっていましたが、ユダヤ人の反乱鎮圧には…

主の心に定まった日

イザ63:4「わたしの心のうちに復讐の日があり、わたしの贖いの年が来たからだ」 主の定めは予定通り行われます。ソロモンは「天の下では、何事にも定まった時期があり(伝3:1)」と言い、すべては神のみ心のままになることが書かれています。イエス様ご自身も…

ぶどうを取り集めた者がそれを飲む

イザ62:9「取り入れをした者がそれを食べて、主をほめたたえ、ぶどうを取り集めた者が、わたしの聖所の庭で、それを飲む」 エルサレムの緯度はだいたい日本の鹿児島あたりで、雨量も少なくイスラエルの南部は聖書にも多く出てくるネゲブで砂漠地帯です。ユダ…

主はわたしに油をそそぎ

イザ61:1「神である主の霊が、わたしの上にある。主はわたしに油をそそぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。捕らわれ人には解放を、囚人には釈放を告げ」 イエス様がナザレで安息日に会堂に入られたとき、イ…

やみが地をおおい

イザ60:2「見よ。やみが地をおおい、暗やみが諸国の民をおおっている。しかし、あなたの上には主が輝き、その栄光があなたの上に現われる」 「起きよ、光を放て(1)」は、多くの教会で説教テーマになる聖句であり、この章にはイエス様の支配する新世界が描か…

わたしの好む断食

イザ58:5「わたしの好む断食、人が身を戒める日は、このようなものだろうか。葦のように頭を垂れ、荒布と灰を敷き広げることだけだろうか。これを、あなたがたは断食と呼び、主に喜ばれる日と呼ぶのか」 「わたしの好む断食」の「好む」はヘブル語で「bachar…

くちびるの実を創造した者

イザ57:19「わたしはくちびるの実を創造した者。平安あれ。遠くの者にも近くの者にも平安あれ。わたしは彼をいやそう」と主は仰せられる」 主はむさぼった者に対していつまでも怒っているわけではありません(16)。怒りは主から出る霊とたましいが衰えさせる…

言ってはならない

イザ56:3「主に連なる外国人は言ってはならない。「主はきっと、私をその民から切り離される」と。宦官も言ってはならない。「ああ、私は枯れ木だ」と」 在留異国人はある程度イスラエルの民の中でも権利を認められています(出12:19など)。それはイスラエル…

わたしの望む事を成し遂げ

イザ55:11「そのように、わたしの口から出るわたしのことばも、むなしく、わたしのところに帰っては来ない。必ず、わたしの望む事を成し遂げ、わたしの言い送った事を成功させる」 一度発した言葉が戻ってくるなら、それはその言葉に何の効力もなくただ空中…

わたしの変わらぬ愛は

イザ54:10「たとい山々が移り、丘が動いても、わたしの変わらぬ愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない」とあなたをあわれむ主は仰せられる」 これは「不妊の女(1)」に対する預言です。「女」は国を表し、不妊は国を持たないユダヤ人に対する比…

見とれるような姿もなく

イザ53:2「彼は主の前に若枝のように芽ばえ、砂漠の地から出る根のように育った。彼には、私たちが「見とれるような姿もなく、輝きもなく、私たちが慕うような見ばえもない」 イエス様の容姿はサウルのように「だれよりも、肩から上だけ高かった(1サム9:2)」…

わたしの義はとこしえに続き

イザ51:8「しみが彼らを衣のように食い尽くし、虫が彼らを羊毛のように食い尽くす。しかし、わたしの義はとこしえに続き、わたしの救いは代々にわたるからだ」 「彼ら」は地の上に住む者たち(6)のことで、心に主のおしえを持たない人たちのことです(7)。彼ら…