2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

最も小さいもの

ミカ5:2「ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである」 コペルニクスが地動説を唱える今から500年ほど…

自分の神こそが

ミカ4:5「まことに、すべての国々の民は、おのおの自分の神の名によって歩む。しかし、私たちは、世々限りなく、私たちの神、主の御名によって歩もう」 世の終わりまでサタンの働きが続くとするなら、サタンは神の名を語り、自分こそが崇められるべき存在だ…

御顔を隠される

ミカ3:4「それで、彼らが主に叫んでも、主は彼らに答えない。その時、主は彼らから顔を隠される。彼らの行ないが悪いからだ」 どんなにきれい事を言っても、その人の行ないが悪いなら誰も彼を信用しないでしょう。「助けてください」とどんなに懇願されても…

たわごとを言うな

ミカ2:6「『たわごとを言うな』と言って、彼らはたわごとを言っている。そんなたわごとを言ってはならない。恥を避けることはできない」 「たわごと」は口語訳では「説教」が使われ、原語では「nataph(ナターフ)」という言葉が使われており、「しずくがたれ…

ユダの預言者なのに

ミカ1:5「これはみな、ヤコブのそむきの罪のため、イスラエルの家の罪のためだ。ヤコブのそむきの罪は何か。サマリヤではないか。ユダの高き所は何か。エルサレムではないか」 ミカはヒゼキヤ王の時代に活躍した預言者でイザヤと同時代の人です(エレ26:18)…

滅んで当然

ヨナ4:11「まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか。そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、数多くの家畜とがいるではないか」 ヨナにとっての「当然」とは何だったのでしょうか?いままでの主のなさったことを見るな…

衰え果てたとき

ヨナ2:7「私のたましいが私のうちに衰え果てたとき、私は主を思い出しました。私の祈りはあなたに、あなたの聖なる宮に届きました」 ヨナは主に逆らい、ニネベにこのままでは主の怒りに触れると警告しに行くことを拒否しました。ニネベは現在のイラクにあっ…

わかっています

ヨナ1:12「ヨナは彼らに言った。『私を捕らえて、海に投げ込みなさい。そうすれば、海はあなたがたのために静かになるでしょう。わかっています。この激しい暴風は、私のためにあなたがたを襲ったのです』」 列王記の記述によれば、ヨナが活躍した時代はユダ…

イスラエルを元どおりに

アモス9:14「わたしは、わたしの民イスラエルの繁栄を元どおりにする。彼らは荒れた町々を建て直して住み、ぶどう畑を作って、そのぶどう酒を飲み、果樹園を作って、その実を食べる」 イスラエルの繁栄を元どおりにする…と書かれている箇所は詩篇を含め全部…

ダンの神

アモス8:14「サマリヤの罪過にかけて誓い、『ダンよ。あなたの神は生きている』と言い、『ベエル・シェバの道は生きている』と言う者は、倒れて、二度と起き上がれない」 ダンの神というのもおかしい表現ですが、イスラエル王国にエルサレムがないために、イ…

40人の1人

アモス7:14「アモスはアマツヤに答えて言った。『私は預言者ではなかった。預言者の仲間でもなかった。私は牧者であり、いちじく桑の木を栽培していた』」 アモスはもともとテコアというエルサレム近郊の村の出身で(1:1)、いちじくを栽培していた農夫でし…

ご自分にかけて誓われる

アモス6:8「神である主は、ご自分にかけて誓われる。―万軍の神、主の御告げ―わたしはヤコブの誇りを忌みきらい、その宮殿を憎む。わたしはこの町と、その中のすべての者を引き渡す」 神である主は「Adonay Yehovah(アドナイ エホバ)」であり、ご自身は「Yeho…

一つの町、他の町

アモス4:7「わたしはまた、刈り入れまでなお三か月あるのに、あなたがたには雨をとどめ、一つの町には雨を降らせ、他の町には雨を降らせなかった。一つの畑には雨が降り、雨の降らなかった他の畑はかわききった」 もしこれらの町や畑が隣同士であるならまさ…

角笛が鳴ったら

アモス3:6「町で角笛が鳴ったら、民は驚かないだろうか。町にわざわいが起これば、それは主が下されるのではないだろうか」 ここで「主」とあるのは新改訳の約束事で「YHWH」というヘブライ語表記に「ヤハウェ」「ヤーウェ」「エホバ」などの発音をあえて避…

このわたしだ

アモス2:10「あなたがたをエジプトの地から連れ上り、荒野の中で四十年間あなたがたを導き、エモリ人の地を所有させたのは、このわたしだ」 背丈が杉のように高い民族(9)とは、イスラエル民族が約束の地カナンに入ったとき、ヨシュアをはじめ偵察隊が最初…

兄弟の契り

アモス1:9「主はこう仰せられる。『ツロの犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。彼らがすべての者を捕囚の民として、エドムに引き渡し、兄弟の契りを覚えていなかったからだ』」 アモスが活躍した時代はユダ…

わたしが世話をする

ホセ14:8「エフライムよ。もう、わたしは偶像と何のかかわりもない。わたしが答え、わたしが世話をする。わたしは緑のもみの木のようだ。あなたはわたしから実を得るのだ」 「エフライムは偶像にくみしている、そのなすにまかせよ(4:17)」…とまで言われた…

食べ飽きたら高ぶる

ホセ13:6「しかし、彼らは牧草を食べて、食べ飽きたとき、彼らの心は高ぶり、わたしを忘れた」 高ぶりが食べ飽きたことによって生まれるのなら、満腹感はとても危ないことかも知れません。確かに心の餓え渇きと、肉体的な餓え渇きがリンクしてないわけではあ…

神であって人でなく

ホセ11:9「わたしは燃える怒りで罰しない。わたしは再びエフライムを滅ぼさない。わたしは神であって、人ではなく、あなたがたのうちにいる聖なる者であるからだ。わたしは怒りをもっては来ない」 神というヘブライ語は「elohiym(エロヒム)」か、新改訳では…

ベテ・アベンの子牛

ホセ10:5「サマリヤの住民は、ベテ・アベンの子牛のためにおののく。その民はこのために喪に服し、偶像に仕える祭司たちもこのために喪に服する。彼らは、その栄光のために悲しもう。栄光が子牛から去ったからだ」 ヨシュア記によるとベテ・アベンはベテルの…

ギブアの日

ホセ9:9「彼らはギブアの日のように、真底まで堕落した。主は彼らの不義を覚え、その罪を罰する」 ギブアの日というのは、士師記19章に書かれているあの忌まわしい出来事のことです。非常に乱れた街を指す場合、ソドムかギブアの名前が挙がるほど腐敗した街…

神殿も城壁も

ホセ8:14「イスラエルは自分の造り主を忘れて、多くの神殿を建て、ユダは城壁のある町々を増し加えた。しかし、わたしはその町々に火を放ち、その宮殿を焼き尽くす」 いくら神殿を建てても、そこに神の隣在がなければ無駄なことです。「この世界とその中にあ…

わたしが訓戒し

ホセ7:15「わたしが訓戒し、わたしが彼らの腕を強くしたのに、彼らはわたしに対して悪事をたくらむ」 近年、日本でも役所職員、警察官、大学教授などの痴漢やのぞきが増えています。高い教育を受けて、なおかつ社会的な地位がありつつも彼らの心のすき間は埋…

いけにえは喜ばない

ホセ6:6「わたしは誠実を喜ぶが、いけにえは喜ばない。全焼のいけにえより、むしろ神を知ることを喜ぶ」 マタイでは、イエス様がパリサイ人たちに取税人や罪人と食事をするのをとがめられたときに言われたのがこのホセアの引用です(マタ9:13)。新約ギリシ…

姦淫の霊

ホセ4:12「わたしの民は木に伺いを立て、その杖は彼らに事を告げる。これは、姦淫の霊が彼らを迷わせ、彼らが自分たちの神を見捨てて姦淫をしたからだ」 神殿は神の宿る場所で神聖なものです。神殿が建てられたソロモンの時代には契約の箱もあり、祭司たちが…

ゴメルを買い戻す

ホセ3:1「主は私に仰せられた。『再び行って、夫に愛されていながら姦通している女を愛せよ。ちょうど、ほかの神々に向かい、干しぶどうの菓子を愛しているイスラエルの人々を主が愛しておられるように』」 主の命令はさらに厳しいものになってきました。ど…