2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ルカ18章 その幼子たちを

ルカ18:15「イエスにさわっていただこうとして、人々がその幼子たちを、みもとに連れて来た。ところが、弟子たちがそれを見てしかった」「幼子」に使われているギリシャ語は「brephos(ブレフォス)」というもので、英語では「babies」とか「infants」が使われており、かな…

ルカ20章 この石の上に落ちれば

ルカ20:18「この石の上に落ちれば、だれでも粉々に砕け、またこの石が人の上に落ちれば、その人を粉みじんに飛び散らしてしまうのです」 聖書で書かれている「礎石」は単数形ばかりなので、礎の石となる石は1つだけです。英語では「corner stone」と訳され「隅石」の意…

ルカ17章 人の子の日には

ルカ17:24「いなずまが、ひらめいて、天の端から天の端へと輝くように、人の子は、人の子の日には、ちょうどそのようであるからです」 おそらく、イエス様がもう一度来られるときには、いろいろなデマやうわさが流れるのだと思います。それゆえに「こちらだ」、「あ…

ルカ16章 大きな淵があります

ルカ16:26「そればかりでなく、私たちとおまえたちの間には、大きな淵があります。ここからそちらへ渡ろうとしても、渡れないし、そこからこちらへ越えて来ることもできないのです」 死後どうなっているかは、聖書にほとんど書かれていません。ルカ16章のラザロ…

ルカ15章 いなくなっていたのが見つかった

ルカ15:32「だがおまえの弟は、死んでいたのが生き返って来たのだ。いなくなっていたのが見つかったのだから、楽しんで喜ぶのは当然ではないか」 2020年に横田滋さんが亡くなりました。もし、北朝鮮に拉致された娘めぐみさんと再開できていたら、どれだけ感動し…

ルカ14章 ある安息日に

ルカ14:1「ある安息日に、食事をしようとして、パリサイ派のある指導者の家に入られたとき、みんながじっとイエスを見つめていた」 とにかく安息日の「どんな仕事をしてもならない(出20:10)」の解釈をめぐって、イエス様とパリサイ人たちはことあるたびに対立しま…

ルカ13章 この女はアブラハムの娘なのです

ルカ13:16「この女はアブラハムの娘なのです。それを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日だからといってこの束縛を解いてやってはいけないのですか」会堂に集う女はもちろんユダヤ人です。イエス様はザアカイの家に行ったときにも「きょう、救いがこの…

ルカ11章 さばきのときに

ルカ11:31「南の女王が、さばきのときに、この時代の人々とともに立って、彼らを罪に定めます。なぜなら、彼女はソロモンの知恵を聞くために地の果てから来たからです。しかし、見なさい。ここにソロモンよりもまさった者がいるのです」 どういう基準かわかりま…

ルカ10章 働く者が報酬を受けるのは当然

ルカ10:7「その家に泊まっていて、出してくれる物を飲み食いしなさい。働く者が報酬を受けるのは、当然だからです。家から家へと渡り歩いてはいけません」このイエス様の語られたことばを、パウロはテモテへの手紙の中で引用しています(1テモ5:18)。また、マタイで…

ルカ8章 ぐっすり眠ってしまわれた

ルカ8:23「舟で渡っている間にイエスはぐっすり眠ってしまわれた。ところが突風が湖に吹きおろして来たので、弟子たちは水をかぶって危険になった」 この記事は共観福音書3つに登場します。イエス様が眠っていることが書かれているのはマルコとルカだけです(マコ4…

ルカ7章 あなたに言う、起きなさい

ルカ7:14「そして近寄って棺に手をかけられると、かついでいた人たちが立ち止まったので、「青年よ。あなたに言う、起きなさい」と言われた」 ナインとはナボル山のふもとにあり、ナザレから南東へ10キロほど下ったところに位置します。ナインの町の前にカペナウ…

ルカ6章 人を量る量りで

ルカ6:38「与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです」 人への評価が低いなら、その人も…

ルカ4章 ナアマンだけがきよめられました

ルカ4:27「また、預言者エリシャのときに、イスラエルには、ツァラアトに冒された人がたくさんいたが、そのうちのだれもきよめられないで、シリヤ人ナアマンだけがきよめられました」 会堂(シナゴーグ)に集まった人たちは、ユダヤ人で幼い時から神の律法を教えら…

ルカ3章 ヨセフの子と思われていた

ルカ3:23「教えを始められたとき、イエスはおよそ三十歳で、人々からヨセフの子と思われていた。このヨセフは、ヘリの子、順次さかのぼって」 ルカは「ヨセフの子」とは書かずに、「ヨセフの子と思われていた」と書いています。それはテオピロにすでに、エリサベツと…

ルカ2章 羊飼いたちは

ルカ2:20「羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った」 羊飼いの仕事は、神殿で捧げられる全焼のいけにえのための羊を世話することです。子羊は傷のない雄でなければなりません(レビ1:10)。傷を…

ルカ1章 私ももう年寄りですし

ルカ1:18「そこで、ザカリヤは御使いに言った。「私は何によってそれを知ることができましょうか。私ももう年寄りですし、妻も年をとっております」」 アブラハムも100歳のときに神から男の子が与えられると聞いたときに、そんなことがありえるだろうかと疑ってい…

ヨシュア記23章 あなたがたの神、主を愛しなさい

ヨシュ23:11「あなたがたは、十分に気をつけて、あなたがたの神、主を愛しなさい」 割り当て地が決定してからは、どのように生活すれば良いのでしょうか。それには「モーセの律法の書にしるされていることを、ことごとく断固として守り行ない(6)」とあるように、与…

ヨシュア記21章 先祖たちに誓ったように

ヨシュ21:44「主は、彼らの先祖たちに誓ったように、周囲の者から守って、彼らに安住を許された。すべての敵の中で、ひとりも彼らの前に立ちはだかる者はいなかった。主はすべての敵を彼らの手に渡された」 主が誓ったというのは「だれひとりとして、あなたの前に…

ヨシュア記17書 それが森であっても、切り開いて

ヨシュ17:18「山地もあなたのものとしなければならない。それが森であっても、切り開いて、その終わる所まで、あなたのものとしなければならない。カナン人は鉄の戦車を持っていて、強いのだから、あなたは彼らを追い払わなければならないのだ」 ヨセフ族、すな…

ヨシュア記16篇 ヨセフ族、マナセとエフライム

ヨシュ16:4「こうして、ヨセフ族、マナセとエフライムは、彼らの相続地を受けた」12部族の内、ガド、ルベン、マナセ半部族はヨルダン川の東側に相続地を受けています。残り9部族半となり、ユダ族は先にくじの割り当て地を受けています(15章)。ヨシュアは次にヨセ…

ヨシュア記13章 ゲシュル人とマアカ人とを追い払わなかった

ヨシュ13:13「しかし、イスラエル人は、ゲシュル人とマアカ人とを追い払わなかったので、ゲシュルとマアカとは、イスラエルの中に住んだ。今日もそうである」 「オグ」と「シホン」はイスラエルがやってくる前までは、約束の地ではビッグ・ネームでした。シホンは自…

ヨシュア記11章 ハツォルだけは例外である

ヨシュ11:13「ただしイスラエルは、丘の上に立っている町々は焼かなかった。ヨシュアが焼いたハツォルだけは例外である」 新共同訳や口語訳ではハツォルはすべての国の盟主であったと訳されています。新改訳の「首都」にあたるヘブル語「rosh(ローシュ)」は、「リーダ…

ヨシュア記9章 主にかけて彼らに誓った

ヨシュ9:19「そこで族長たちはみな、全会衆に言った。「私たちはイスラエルの神。だから今、私たちは彼らに触れることはできない」」 神にかけて誓ったのはいいですが、彼らは神に尋ねてることをしませんでした(14)。ヨシュアと族長たちは、みすぼらしい彼らを疑…

ヨシュア記7章 火で焼かれなければならない

ヨシュ7:15「その聖絶のものを持っている者が取り分けられたなら、その者は、所有物全部といっしょに、火で焼かれなければならない。彼が主の契約を破り、イスラエルの中で恥辱になることをしたからである」 本来ならば2-3000人で攻め取れるはずのアイが簡単に…

ヨシュア記5章 彼らが無割礼の者で

ヨシュ5:7「主は彼らに代わって、その息子たちを起こされた。ヨシュアは、彼らが無割礼の者で、途中で割礼を受けていなかったので、彼らに割礼を施した」 出エジプトをした民は割礼をしていました(5)。それはエジプトの地にいても主からの約束(創17:10)を忘れず…