2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

エリヤを遣わす

マラ4:5「見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす」 エリヤは死なずに天に引き上げられた数少ない人の1人です(2王2:11)。そのエリヤが遣わされることは一般のユダヤ人も知っていました。それゆえバプテスマの…

金銀のように純粋

マラ3:3「この方は、銀を精錬し、これをきよめる者として座に着き、レビの子らをきよめ、彼らを金のように、銀のように純粋にする。彼らは、主に、義のささげ物をささげる者となり」 金や銀は他のものと混ざりやすく、特に銅とは簡単に合金が作れてしまいま…

霊に注意せよ

マラ2:16「「わたしは、離婚を憎む」とイスラエルの神、主は仰せられる。「わたしは、暴力でその着物をおおう」と万軍の主は仰せられる。あなたがたは、あなたがたの霊に注意せよ。裏切ってはならない」 英語訳NIVでは「霊に注意せよ」という部分の訳があい…

盲目の獣をいけにえに

マラキ1:8「あなたがたは、盲目の獣をいけにえにささげるが、それは悪いことではないか。足のなえたものや病気のものをささげるのは、悪いことではないか。さあ、あなたの総督のところにそれを差し出してみよ。彼はあなたをよみし、あなたを受け入れるだろう…

全地はこうなる

ゼカ13:8「全地はこうなる。――主の御告げ――その三分の二は断たれ、死に絶え、三分の一がそこに残る」 ヘブル語では分数表記ではなく、2つと3番目という書き方になっています。2つは「shenayim(シェナイム)」で3番目は「shellyshy(シェリシー)」となり、3分…

重い石とする

ゼカ12:3「その日、わたしはエルサレムを、すべての国々の民にとって重い石とする。すべてそれをかつぐ者は、ひどく傷を受ける。地のすべての国々は、それに向かって集まって来よう」 何がイスラエルに起きるのでしょうか?2015年には「イスラム国」と名乗る…

慈愛と結合

ゼカ11:7「私は羊の商人たちのために、ほふられる羊の群れを飼った。私は二本の杖を取り、一本を「慈愛」と名づけ、他の一本を、「結合」と名づけた。こうして、私は群れを飼った」 「慈愛」はヘブル語で「noam(ノアーム)」英語では「favor(NIV)」で、「結合…

ユダもヨセフも連れ戻す

ゼカ10:6「わたしはユダの家を強め、ヨセフの家を救う。わたしは彼らを連れ戻す。わたしが彼らをあわれむからだ。彼らは、わたしに捨てられなかった者のようになる。わたしが、彼らの神、主であり、彼らに答えるからだ」 ユダは12部族の先頭を歩み、ラッパを…

倍のものをあなたに返す

ゼカ9:12「望みを持つ捕らわれ人よ。とりでに帰れ。わたしは、きょうもまた告げ知らせる。わたしは二倍のものをあなたに返すと」 イスラエルが回復されるだけでなく、元の2倍になって帰ってくる、と主は言われています。2000年以降、世界の各地でユダヤ人を…

幸いを下そう

ゼカ8:15「しかし、このごろ、わたしはエルサレムとユダの家とに幸いを下そうと考えている。恐れるな」 「幸い」はヘブル語で「yatab(ヤターブ)」で「良いこと」とか「喜ぶこと」などの意味があります。それに対し「わざわい」は「raah(ラッアー)」で、「悲…

王座に着いて支配する

ゼカ6:13「彼は主の神殿を建て、彼は尊厳を帯び、その王座に着いて支配する。その王座のかたわらに、ひとりの祭司がいて、このふたりの間には平和の一致がある」 ゼカリヤの見た新しい幻は4台の戦車から始まります(1)。それらは青銅の山から来たとあります(1…

エパ枡の罪

ゼカ511「彼は私に言った。「シヌアルの地で、あの女のために神殿を建てる。それが整うと、そこの台の上に安置するためだ」」 シヌアルは創世記のころバビルがあった場所です(創10:10)。バビルから派生した語がバビロンで、バビロンは世俗的な堕落した国の象…

下げ振りを見て喜ぼう

ゼカ4:10「だれが、その日を小さな事としてさげすんだのか。これらは、ゼルバベルの手にある下げ振りを見て喜ぼう。これらの七つは、全地を行き巡る主の目である」 「下げ振り」は日本の建築では鉛直を調べる道具とされていますが、英語では「plumb line」と…

互いに抱き合う

ゼカ3:10「その日には、―万軍の主の御告げ―あなたがたは互いに自分の友を、ぶどうの木の下といちじくの木の下に招き合うであろう」 いちじくをイスラエル(エレ24:5など)、ぶどうをクリスチャンのたとえだとすると(ヨハ15:1)、ユダヤ人とクリスチャンの融合と…

その日多くの国々が

ゼカ2:11「その日、多くの国々が主につき、彼らはわたしの民となり、わたしはあなたのただ中に住む。あなたは、万軍の主が私をあなたに遣わされたことを知ろう」 この章には「シオンの娘(10)」と「バビロンの娘(7)」という言葉が登場します。シオンの娘は神…

赤い馬とミルトス

ゼカ1:8「夜、私が見ると、なんと、ひとりの人が赤い馬に乗っていた。その人は谷底にあるミルトスの木の間に立っていた。彼のうしろに、赤や、栗毛や、白い馬がいた」 赤い馬は黙示録によれば地上から平和を奪い去ることができるもので、これに乗る人は大き…

宮を建てよ

ハガイ1:9「あなたがたは多くを期待したが、見よ、わずかであった。あなたがたが家に持ち帰ったとき、わたしはそれを吹き飛ばした。それはなぜか。―万軍の主の御告げ―それは、廃墟となったわたしの宮のためだ。あなたがたがみな、自分の家のために走り回って…

その愛によって

ゼパ3:17「あなたの神、主は、あなたのただ中におられる。救いの勇士だ。主は喜びをもってあなたのことを楽しみ、その愛によって安らぎを与える。主は高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる」 「愛」はヘブル語で「ahabah(アハバー)」で、ソロモンの雅歌の中…

モアブはソドム、アモンはゴモラ

ゼパ2:9「それゆえ、わたしは誓って言う。―イスラエルの神、万軍の主の御告げ―モアブは必ずソドムのようになり、アモン人はゴモラのようになり、いらくさの茂る所、塩の穴、とこしえの荒れ果てた地となる。わたしの民の残りの者が、そこをかすめ奪う。わたし…

角笛とときの声

ゼパ1:16「角笛とときの声の日、城壁のある町々と高い四隅の塔が襲われる日だ」 ゼパニア書は終わりの時を預言したものです。ゼパニア自身はヨシヤ王の時代の人で(1)、ヨシヤはヒゼキヤに次いで宗教改革を断行し、神殿の中に律法の書を見つけた王です(2歴34:…

その軌道は昔のまま

ハバクク3:6「神は立って、地を測り、見渡して、諸国の民を震え上がらせる。とこしえの山は打ち砕かれ、永遠の丘は低くされる。しかし、その軌道は昔のまま」 「軌道」というのは、主が歩まれる道がそれないということです。英語では「marches on(NIV)」が使…

義人は信仰によって

ハバクク2:3「この幻は、定めの時について証言しており、終わりについて告げ、まやかしを言ってはいない。もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない」 この次の節の「義人は信仰によって生きる(4)」はパウロがよく引用していること…

手をたたいて喜ぶ

ナホム3:19「あなたの傷は、いやされない。あなたの打ち傷は、いやしがたい。あなたのうわさを聞く者はみな、あなたに向かって手をたたく。だれもかれも、あなたに絶えずいじめられていたからだ」 多くの国がアッシリアのいじめにあったと聖書が証言していま…

アッシリアの滅亡

ナホム2:10「破壊、滅亡、荒廃。心はしなえ、ひざは震え、すべての腰はわななき、だれの顔も青ざめる」 紀元前ではどの国も滅びるときは悲惨な最期を迎えます。歴史の本によればアッシリア最後の王はアッシュール・ウバリト2世とされ、テントで暮らしていた…

よこしまなことを計る者

ナホム1:11「あなたのうちから、主に対して悪巧みをし、よこしまなことを計る者が出たからだ」 ユダ国にはエルサレムがあり、イスラエル国とは違って正当な神殿と契約の箱も揃っていました。にも関わらず、ユダでは異教の神を拝む時代があったのです。その中…

私の好きな初なりのいちじくの実

ミカ7:1「ああ、悲しいことだ。私は夏のくだものを集める者のよう、ぶどうの取り残しの実を取り入れる者のようになった。もう食べられるふさは一つもなく、私の好きな初なりのいちじくの実もない」 ぶどうといちじくはよく一緒に述べられ、神の作物として考…

恐れることがすぐれた知性

ミカ6:9「聞け。主が町に向かって叫ばれる。―御名を恐れることがすぐれた知性だ―聞け。部族、町を治める者」 「知性」にあたるヘブル語は「tuwshiyah(トゥシヤ)」で、「本来あるべきもの」という意味もあります。御名を恐れることは、人間の本来あるべきすが…