2019-01-01から1年間の記事一覧

マラき4章 父の心を子に向けさせ

マラ4:6「「彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ」これが旧約聖書の最後のことばです。「わたし」が来ることが書かれています。主ご自身のことです。新約の最後にも「わたし、イ…

マラき3章 わたしのものを盗んでいる

マラ3:8「人は神のものを盗むことができようか。ところが、あなたがたはわたしのものを盗んでいる。しかも、あなたがたは言う。『どのようにして、私たちはあなたのものを盗んだでしょうか。』それは、十分の一と奉納物によってである」十分の一については多くの…

マラき1章 もし、わたしが父であるなら

マラ1:6「「子は父を敬い、しもべはその主人を敬う。もし、わたしが父であるなら、どこに、わたしへの尊敬があるのか。もし、わたしが主人であるなら、どこに、わたしへの恐れがあるのか。―万軍の主は、あなたがたに仰せられる―わたしの名をさげすむ祭司たち。…

ゼカリヤ14章 すべての国々の財宝は

ゼカ14:14「ユダもエルサレムに戦いをしかけ、回りのすべての国々の財宝は、金、銀、衣服など非常に多く集められる」ここでは「エルサレム」が中心に書かれており、「ユダ」はおそらくエルサレムに入れなかったユダヤ人たちを指していると思われます。ここで不思議…

ゼカリヤ13章 彼を刺し殺そう

ゼカ13:3「なお預言する者があれば、彼を生んだ父と母とが彼に向かって言うであろう。「あなたは生きていてはならない。主の名を使ってうそを告げたから」と。彼を生んだ父と母が、彼の預言しているときに、彼を刺し殺そう」預言者の父と母は息子が預言者だから…

ゼカリヤ12章 エルサレムに攻めて来るすべての国々

ゼカ12:9「その日、わたしは、エルサレムに攻めて来るすべての国々を捜して滅ぼそう」その日はイスラエルが多くの軍隊に囲まれるときのことです。黙示録ではハルマゲドンだと書かれています(黙16:16)。「多くの」というのは全部ではないということで、ゼカリ…

ゼカリヤ11章 三人の牧者を消し去った

ゼカ11:8「私は一月のうちに三人の牧者を消し去った。私の心は、彼らにがまんできなくなり、彼らの心も、私をいやがった」ひと月がどれだけの長さかは、わかりませんが、イエス様が地上に来られたとき、「群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れてい…

ゼカリヤ10章 そこも彼らには足りなくなる

ゼカ710:10「わたしは彼らをエジプトの地から連れ帰り、アッシリヤから彼らを寄せ集める。わたしはギルアデの地とレバノンへ彼らを連れて行くが、そこも彼らには足りなくなる」アッシリアは現在のイラクで首都はニネベでした(ヨナ1;2)。エジプトもイラクもイスラ…

ゼカリヤ8章 ユダヤ人のすそを堅くつかみ

ゼカ8:23「万軍の主はこう仰せられる。「その日には、外国語を話すあらゆる民のうちの十人が、ひとりのユダヤ人のすそを堅くつかみ、『私たちもあなたがたといっしょに行きたい。神があなたがたとともにおられる、と聞いたからだ』と言う」」ゼカリヤの言う外国…

ゼカリヤ7章 やもめ、みなしご、在留異国人、貧しい者

ゼカ7:10「やもめ、みなしご、在留異国人、貧しい者をしいたげるな。互いに心の中で悪をたくらむな」「正しいさばきを行ない、互いに誠実を尽くし、あわれみ合え(9)」というのは、偽らざる神の本音だと思います。人に肉を与えたのは神ご自身ですが、その肉のゆえ…

ゼカリヤ6章 主の御声に、ほんとうに聞き従うなら

ゼカ6:15「また、遠く離れていた者たちも来て、主の神殿を建て直そう。このとき、あなたがたは、万軍の主が私をあなたがたに遣わされたことを知ろう。もし、あなたがたが、あなたがたの神、主の御声に、ほんとうに聞き従うなら、そのようになる」4色の馬にひか…

ゼカリヤ5章 わたしの名を使って

ゼカ5:4「わたしが、それを出て行かせる。-万軍の主の御告げ-それは、盗人の家に入り、また、わたしの名を使って偽りの誓いを立てる者の家に入り、その家の真ん中にとどまり、その家を梁と石とともに絶ち滅ぼす」「わたしの名を使って」とありますが、「名」はヘブ…

ゼカリヤ4章 その日を小さな事として

ゼカ4:10「だれが、その日を小さな事としてさげすんだのか。これらは、ゼルバベルの手にある下げ振りを見て喜ぼう。これらの七つは、全地を行き巡る主の目である」すでに7つの目はゼカリヤが目撃しているものです(3:10)。そして、それは黙示録に出てくる7つの目…

ゼカリヤ2章 一つの若枝を来させる

ゼカ2:8「聞け。大祭司ヨシュアよ。あなたとあなたの前にすわっているあなたの同僚たちは、しるしとなる人々だ。見よ。わたしは、わたしのしもべ、一つの若枝を来させる」ゼカリヤが見ているのは主に大祭司ヨシュアを訴えるサタンの姿でした(1)。おそらくヨシュ…

ゼカリヤ1章 角を打ち滅ぼすためにやって来た

ゼカ1:21「私が、「この者たちは、何をしに来たのですか」と尋ねると、主はこう仰せられた。「これらはユダを散らして、だれにも頭をもたげさせなかった角だ。この者たちは、これらの角を恐れさせ、また、ユダの地を散らそうと角をもたげる国々の角を打ち滅ぼ…

ハガイ2章 あなたがたと結んだ約束により

ハガ2:5「あなたがたがエジプトから出て来たとき、わたしがあなたがたと結んだ約束により、わたしの霊があなたがたの間で働いている。恐れるな」おそらくシナイ契約のことを言われているのだと思います。その内容を短くまとめるなら、主の「もしあなたがたが、…

ハガイ1章 宮を建てよ

ハガ1:8「山に登り、木を運んで来て、宮を建てよ。そうすれば、わたしはそれを喜び、わたしの栄光を現わそう。主は仰せられる」パウロはアテネの人たちに「神は、天地の主ですから、手でこしらえた宮などにはお住みになりません(使17:24)」と述べ、続けて「何かに…

ゼパニヤ3章 あなたのただ中におられる

ゼパ3:15「主はあなたへの宣告を取り除き、あなたの敵を追い払われた。イスラエルの王、主は、あなたのただ中におられる。あなたはもう、わざわいを恐れない」「ああ(1)」という感嘆詞から始まる3章は、首長(3)や預言者(4)たちが主に従わない態度を断罪していま…

ゼパニヤ2章 あなたがた、クシュ人

ゼパ2:12「あなたがた、クシュ人も、わたしの剣で刺し殺される」わずか1節だけしか書かれていませんが、東はモアブ、アモン(9)、西はペリシテ(5)、北はアッシリア(13)とあり、残り1つの方角南がクシュになります。クシュはアフリカ大陸のエチオピアからスーダ…

ゼパニヤ1章 偶像に仕える祭司たち

ゼパ1:4「わたしの手を、ユダの上に、エルサレムのすべての住民の上に伸ばす。わたしはこの場所から、バアルの残りの者と、偶像に仕える祭司たちの名とを、その祭司たちとともに断ち滅ぼす」ゼパニヤがヨシヤ王の時代の預言者なら、ヨシヤ王がイスラエルの全土…

ハバクク2章 多くの国々を略奪したので

ハバ2:8「あなたが多くの国々を略奪したので、ほかのすべての国々の民が、あなたを略奪する。あなたが人の血を流し、国や町や、そのすべての住民に暴力をふるったためだ」ユダが滅びる預言は多く書かれていますが、ハバククの預言はさらに詳しい理由が述べられ…

ハバクク1章 わたしはカルデヤ人を起こす

ハバ1:6「見よ。わたしはカルデヤ人を起こす。強暴で激しい国民だ。これは、自分のものでない住まいを占領しようと、地を広く行き巡る」神は歴史の流れの中でご自分の計画を進めておられます。アッシリアのニネベがすぐに滅ぼされず、ヨナによって一時は悪から…

ナホム3章 呪術を行なう女の

ナホ3:4「これは、すぐれて麗しい遊女、呪術を行なう女の多くの淫行によるものだ。彼女はその淫行によって国々を、その魅力によって諸部族を売った」アッシリアはおもにバビロニアとメディアの連合軍に攻撃され、滅亡しました。その後、大きく広げた領土はバビロ…

ナホム2章 水の流れ出る池のようだ

ナホ2:9「ニネベは水の流れ出る池のようだ。みな逃げ出して、「止まれ、立ち止まれ」と言っても、だれも振り返りもしない」ニネベはアッシリアの首都ですが、首都にしたのはセナケリブです。セナケリブは他の国と同様に、ユダ国を包囲しすでに支配したイスラエ…

ナホム1章 主に対して何をたくらむのか

ナホ1:9「あなたがたは主に対して何をたくらむのか。主はすべてを滅ぼし尽くす。仇は二度と立ち上がれない」ヨナのニネベ滅亡の宣告により、ニネベは悔い改め12万人以上の市民は主を信じるようになったはずです(ヨナ4:11)。ニネベは悪の道から立ち返る努力を主の…

ミカ7章 奇しいわざを彼に見せよう

ミカ7:15「あなたがエジプトの国から出た日のように、わたしは奇しいわざを彼に見せよう」ミカの預言の最中にカギかっこで、主が直接語ったと思われることばがあります。このことばはミカが預言の中で「どうかあなたの杖であなたの民、あなたご自身のものである…

ミカ5章 アシェラ像をあなたのただ中から根こぎにし

ミカ5:14「わたしは、あなたのアシェラ像をあなたのただ中から根こぎにし、あなたの町々を滅ぼし尽くす」現在ではアシェラやバアルなどを信仰する人はいませんが、石像や銅像などの神を拝む人々は多くいます。もし、それらの神々が本当の神ならば、今でも拝む人…

ミカ4章 多くの国々の民を粉々に砕き

ミカ4:13「シオンの娘よ。立って麦を打て。わたしはあなたの角を鉄とし、あなたのひづめを青銅とする。あなたは多くの国々の民を粉々に砕き、彼らの利得を主にささげ、彼らの財宝を全地の主にささげる」終わりの日(1)というのは、イエス様がもう1度来られる日の…

ミカ3章 彼らから顔を隠される

ミカ3:4「それで、彼らが主に叫んでも、主は彼らに答えない。その時、主は彼らから顔を隠される。彼らの行ないが悪いからだ」アダムとエバは罪を犯した後、神の御顔を避けて園の木の間に身を隠しました(創3:8)。また、律法にはもし神と人との契約を破るなら「その…

ミカ2章 こういうやからに

ミカ2:3「それゆえ、主はこう仰せられる。「見よ。わたしは、こういうやからに、わざわいを下そうと考えている。あなたがたは首をもたげることも、いばって歩くこともできなくなる。それはわざわいの時だからだ」」アッシリアが迫ってきて切迫した状況の中でも、…