黙示録18章 はなやかな物は消えうせて

黙18:14「また、あなたの心の望みである熟したくだものは、あなたから遠ざかってしまい、あらゆるはでな物、はなやかな物は消えうせて、もはや、決してそれらの物を見いだすことができません」
目に見える表向きの生活が豪華であっても、心の中が貧しければ不幸だと思います。イエス様は、倉を新しくした金持ちのたとえを話され、「おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。あなたが用意したものは誰のものになるのか(ルカ12:20)」と戒めています。死んでも地上にあるものを持っていくことはできません。それは聖書の奥義です。パウロも「私たちは何一つこの世に持って来なかったし、また何一つ持って出ることもできません(1テモ6:7)」とテモテの手紙に書いています。 そして続けて「金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです(1テモ6:10)」とずばり核心に触れています。さらに「いま持っているもので満足しなさい(ヘブ13:5)」と勧めています。これが聖書の教えであり、イエス・キリストを信じていながら、贅沢を愛する生活を続けるなら教えから離れていることになります。裕福になることが罪ではなく、余裕ができることで心に隙間が生まれることが問題です。隙間を神以外で埋めようとする行為が「姦淫」であり「不品行」なのです。黙示録の大バビロンと関わった王は不品行で心を満たしていました(3)。