黙示録20章 キリストとともに、千年の間王となった

黙20:4「また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行なう権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった」
多くの人に座が設けられ、キリストと共に王になると書かれています。「王」のギリシャ語「basileuo(バシルオ)」は「治める」という意味があります。彼らは首をはねられましたが、その額にも手にも獣の刻印はありません。彼らが毅然とした態度で、獣を拝むことを拒否し、処刑されることを恐れず最後まで神に従い通したからです。 それは十字架の死にまで従ったキリストの信仰に準ずるものです(ピリ2:8)。彼らはさばく者になりますが、忍耐の限りを尽くした、練られた品性を持ちあわせていると思います(ロマ5:4)。さばきのときに、誰もが「いのちの書」に名が乗っていることを望みますが、どんなに金を積んでもこれだけはどうすることもできません。聖書には唯一「クレメンス」だけがいのちの書に記されてることが判っています(ピリ4:3)。また、「世の初めから」いのちの書には名が書かれているとあります(13:8)。逆に勝利を得ない者はいのちの書から名が消されることもあるようです(3:5)。世の初めからすべてを支配される神に誉れがあるように。