正しすぎず、知恵がありすぎず

伝道7:16「あなたは正しすぎてはならない。知恵がありすぎてはならない。なぜあなたは自分を滅ぼそうとするのか」
正しすぎてはならない…とはどういう意味でしょうか?知恵がありすぎて、何が問題なのでしょうか?これらのことは「自分を滅ぼす」と書かれています。エデンの園にあって、唯一食べることを禁じられたのは、善悪の知識の木です(創2:17)。人は禁を破ってその実を食べましたが、結果として善悪を知りながら、悪を行う罪の性質を持つようになってしまいました。肉の体は罪を引き起こすものであり、神からの哀れみを受けるための器でもあります。目も耳も口も手足もなければ、どうやって罪を犯せるでしょうか?正しすぎる、知恵がありすぎる、とは神のご性質に近づくということです。神の位に近づき、滅んだのはサタンです。サタンは、神の高みの頂こそ自分にふさわしいと考えました(イザ14:12)。最も力があり、全宇宙を支配できる権威があるにも関わらず、へりくだることができるお方…誰もこのお方の真似などできません。正しすぎず、知恵がありすぎず、分相応に生きるべきだとソロモンは教えています。