聞くに耐える力

ヨハ16:12「わたしには、あなたがたに話すことがまだたくさんありますが、今あなたがたはそれに耐える力がありません」
ちょっと恐い言い方ですが、真実が恐ろしいものだと聞くのにも忍耐する力が必要だとわかります。イエス様は「もはやたとえでは話さないで、父についてはっきりと告げる時が来ます(25)」と話しています。たとえで話されたのは、聞く側への配慮があったからだと思います。いきなり本質をつく真実を語ったとしても、弟子たちの側で信仰がなければ意味のわからないものになってしまいます。例えばアブラハム…彼はいきなり知らない土地へ行くように言われました。そしてモーセ、主のメッセンジャーになれと命じられ、マリヤは主の御子を身ごもったと知らされます。その他多くの信仰者は、いきなりの主の言葉に戸惑いながらも従い約束のものを得ることができたのです。イエス様が弟子たちに語ろうとした内容はわかりませんが、震えおののくようなものだったかもしれません。聖書から解き明かされるときも読む人の信仰の度合いによります。主がもっと大切なことを、聖書から語ってくれることを望みます