血には血を

民35:33「あなたがたは、自分たちのいる土地を汚してはならない。血は土地を汚すからである。土地に流された血についてその土地を贖うには、その土地に血を流させた者の血による以外はない」
最初に土地を汚したのはカインです(創4:8)。この文面に従うなら、カインの血以外で土地を購う方法はありません。実際にはアベルの血が流れたのですが、殺したのはカインです。イエス様は血を流し、すべての罪を購いました。しかしイエス様が誰かを殺し、血を流させたわけではありません。イエス様は人を造った責任を負ったのです。自分の姿に似た人は、神の性格や知恵をも引継ぎました。人に肉を与え、憐れむことができるようにしましたz(ロマ11:32)。さらに自由な意思を与え、自らが人を強制して礼拝させるようなこともしませんでした。「血は血によって」という原則は変わりません。一人の不従順で汚れたものを、一人の従順で回復させました(ロマ5:19)。人の創造を完成させるためには、ご自身の命が必要だったのです。それほどの覚悟で造られた我々はどうやって報いればいいでしょうか?無条件で礼拝することだと思います。