43宿営地

民33:50「エリコに近いヨルダンのほとりのモアブの草原で、主はモーセに告げて仰せられた」
最初の宿営地「ラメセス(3)」からスタートして、最後がヨルダン川のほとりでした。最後のモアブ草原は43番目の宿営地になります。何の疑問を持たずに数えていましたが、エジプトに430年いて奴隷とされていたはずです。始めてエジプトを出て、地図もなく、主の煙の柱をたよりにシナイ半島をグルグル回っていたのなら、これらの地名はどうやって知ったのでしょう?民数記モーセ五書のひとつで、モーセが書いたとされています。モーセがきちんと行く先をメモしていたのはわかりますが、今どこにいて、そこはなんという名前かはわからないはずです。出エジプトには荒野には敵がいた(出32:25)、とありますが、おそらく荒野の先住民がいて、彼らと何らかの交流があったと推測できます。20歳以上の軍役の男性だけで60万人いたわけですから、老若男女全員を合わせると200万とも300万人ともいたと言われています。そんな大群が荒野をウロウロするのですから、目立たないわけがありません。43宿営地は全部違った名前でした。その場その場に先住民がいたのかも知れません。