主のご用をするなら

レビ21:9「祭司の娘が淫行で身を汚すなら、その父を汚すことになる。彼女は火で焼かれなければならない」
祭司の娘に限っては、格別に厳しい罰が与えられています。それは、祭司の職が特別なものだからです。祭司自身が自分の権威や主のみ名を汚すこともあるでしょうが、その家族が間違いを犯しても厳しい取り扱いを受けます。アロンの息子たちナダブとアビフも主の命令を守らず死にました(出6:23)。またサムエルの時代にも、祭司エリの息子たちも捧げものの肉を、命じられたとおりに扱わず主に殺されてしまいます(1サム2章)。祭司はレビ族と限られていたので、彼らの息子、娘が死ぬことは祭司職の存続が危うくなることを意味します。それでも主は祭司たちの子供たちには容赦なしに裁きをくだしています。新約の中でも、監督者や教師になることの重要さが書かれています。ヤコブは誰でも軽々しく教師になるべきではない、と教えています。それは「私たち教師は、格別きびしい裁きをうけるのです(ヤコ3:1)」とあるとおりです。4000年前でも、2000年前でも、主のご用をする人たちは、訓練を受け、神にも人にも愛される信仰の持ち主であることが求められます。