言葉を守る人

2コリ10:11「そういう人はよく承知しておきなさい。離れているときに書く手紙のことばがそうなら、いっしょにいるときの行動もそのとおりです」
有言実行という言葉がありますが、言うこととやることが同じならその人は大きな信頼を得るでしょう。すべての言うことが実現するなら、それはもう神の領域です。神の言葉は地に落ちることがなく永遠に立つ、と聖書が証ししています(イザ40:8)。これほどの確信のある言葉を手紙に書くパウロは、おそらくうかつに言葉を発しなかったと思います。簡単に約束することもなく、自分ができる範囲で確実なことを口にする男だったに違いありません。ここに書かれているのはある意味脅しともとれる内容ですが、パウロが手紙に権威を与え、書かれていることをないがしろにされないようにした結果だと思います。クリスチャンのみならず、人が周りから信頼を得るには、自分の発した言葉を守ることです。日本の鉄道は信頼度が高いのは周知の事実ですが、秒単位で守られるダイヤは世界的も稀なほどです。もし、数分でも遅れるなら、遅れたことを詫びる車内放送があります。JRのようにしろとは言いませんが、時間を守るという簡単な約束を必ず実行するなら、その人は信頼を得るでしょう。まず、社会で信頼を得る人にならなければ、教会で信頼を得るのも難しいと思います。嘘ばっかりついているイメージだけはクリスチャンとして払拭したいものです。