自分を自慢しないなら

2コリ12:6「たとい私が誇りたいと思ったとしても、愚か者にはなりません。真実のことを話すのだからです。しかし、誇ることは控えましょう。私について見ること、私から聞くこと以上に、人が私を過大に評価するといけないからです」
たとえ本当のことを話すにしても、自慢に聞こえる人とそうでない人がいます。どこが違うのでしょうか?プロのミュージシャンが「わたしはうまく演奏することができる」と言ったところで、自慢には聞こえません。「それでお金を儲けておいて、何をいまさら」などと勘ぐる人もいるでしょう。しかし、大して演奏の技術もないのにちょっとうまく楽器が弾けたからといって「わたしはとても上手です」というなら、その人の客観性を疑うことになります。自分を過大評価することなく、また過小評価こともなく正しい客観性を持てる人は少ないと思います。パウロも何かを伝えたかったのでしょうが、それが自慢していると思われるのを警戒しているのがわかります。自分を認めて欲しいと思う人は、より多く
の人から必要とされていたいのです。人からの賞賛、高い評価はとてもうれしいものです。でも、本当に褒むべきお方はたった一人です。どんなに魅力のある人でも、神になれるわけではありません。失敗もするし、間違いもあります。なによりこの世にずっといるわけではありません。必ず死にます。パウロが勧めるのは自分ではなく、永遠の救い主イエス様なのです。