多くの日の後

ダニ8:26「先に告げられた夕と朝の幻、それは真実である。しかし、あなたはこの幻を秘めておけ。これはまだ、多くの日の後のことだから」
夕と朝の幻、というのは7章で見た4つの獣の幻(7:7)と8章の雄羊と雄やぎの幻のことです(1-17)。やぎに関してのみ解き明かしがあり、メディア、ペルシャギリシャの3つの国の名前が語られています(21-25)。ところがこの解き明かしには「終わりの定めの時にかかわるからだ(19)」という、前置きがあり、さらに「これはまだ、多くの日の後のことことだから」で締めくくられています。ギリシャの王をアレキサンダーだとするなら、彼が32歳で死んだ後、ギリシャは4つに分裂しています(22)。さらにローマ帝国が現れ、イエス様の時代にまで続きます。イタリアの中にあるバチカン市国カトリックの総本山ですが、マリア崇拝、偶像、十戒の違いなどちょっとずつ大切な部分が聖書に書かれていることから離れています。キリストを主とし、三位一体を否定しなければ一応キリスト教会ですが、どうも手を取り合ってプロテスタントと歩調を揃えるのは難しそうです。それでもさばきは主のものなので、判断を主にゆだね、共に働くことはなくても静かに見守る必要がありそうです。