主に立ち返れ

ホセ14:3「アッシリヤは私たちを救えません。私たちはもう、馬にも乗らず、自分たちの手で造った物に『私たちの神』とは言いません。みなしごが愛されるのはあなたによってだけです」
2節には「ことばを用意して」とあります。「用意」のヘブル語「laqach(ラカッシ)」は口語訳、新共同訳では「携えて」となっています。主から言うべきことばをも与えられ、主の前に来たならそのことばを「言え(2)」と告げられています。その内容は「不義を赦して(2)」「くちびるの果実(2)」で、続いて他国に頼らず、目に見える道具に頼らず、自分で造った偶像を拝まない…というものでした。「みなしご」のヘブル語は「yathowm(ヤソーム)」は父不在の意味もあり、父親を失った子を愛されるのは主だけだという意味にもとれます。「不義(2)」は主からのことばから離れることで、罪は主から離れることを意味します。この2ー3節は「あなたの神、主に立ち返れ(1)」にすべてかかることばで、主から離れたらすぐに罰せられ、永遠の滅びに至るのではないことをも示しています。死んでさばきが下る前に主に立ち返り、主との関係を回復するなら主は受け入れてくださいます。福音の原点がホセアにも書かれているのです。