三つと四つのそむき

アモス1:3「主はこう仰せられる。「ダマスコの犯した三つのそむきの罪、四つのそむきの罪のために、わたしはその刑罰を取り消さない。彼らが鉄の打穀機でギルアデを踏みにじったからだ」
アモスはウジヤ王(2王15:1ではアザルヤ)とイスラエルのヤロブアム2世の時代の人だと書かれています(1)。主は近隣諸国ダマスコ(3)、ガザ(6)、ツロ(9)、エドム(11)、アモン(13)、モアブ(2:1)、ユダ(2:4)そしてイスラエル(2:6)の8つの国に対して、7つの罪のために罰を与えると言われています。7つの罪の内訳は「三つのそむきの罪」と「四つのそむきの罪」だとされています。律法の数は613あるとされ、そのどれにそむいたのかはわかりませんが、十戒で考えてみると「神が唯一」「偶像の禁止」「主の名の乱用」の最初の3つではないでしょうか?もう4つは十戒の最後の4つ「姦淫」「偽証」「盗み」「むさぼり」かもしれません。三つ、四つはもちろん多くの数を表す比喩の表現かもしれませんが、どの国も主のル ールに反し、罰を逃れることができないことは事実です。ウジヤの時代に最大領土になったユダは繁栄したかもしれませんが、落とし穴が繁栄の中にあったのです。