アロンの装束

出28:38「これがアロンの額の上にあるなら、アロンは、イスラエル人の聖別する聖なる物、すなわち、彼らのすべての聖なるささげ物に関しての咎を負う。これは、それらの物が主の前に受け入れられるために、絶えずアロンの額の上になければならない」
最初の「これ」というのは「主への聖なるもの」と書かれた金の札のことです(36)。アロンが捧げものに関してすべての咎を負っていると見なされる印のことです。アロンは肌をあらわにしてはならず、主の定めた「あらわ」にするとはももから上を見せないということです(42)。またアロンは12部族の代表でもあり、胸につけた胸当ての12個の宝石はそれぞれの部族をあらわします(21)。主の前にはだかや決められた装束を着てい ないで進み出ると殺されてしまいます(43)。また着物のすそにはザクロ、鈴、ザクロ、鈴という風に交互に縫い付けられており、祭司が歩くときにはチリン、チリンと音がするようになっています(34-35)。それは密かに主に近づくことを禁止しているもので、音を立てることが「死なない」ための唯一の方法です(35)。このように主の前に立つものは、いけにえによって贖われ、洗盤で身を清め、さらに装束を身に着けて立たなければならず、しかも主を直接見ることも許されず、ケルビムの羽の間から語りかけられるのを聞くのみなのです(25:22)。