約束を保証するため

ロマ15:8「私は言います。キリストは、神の真理を現わすために、割礼のある者のしもべとなられました。それは父祖たちに与えられた約束を保証するためであり」
エス様がユダヤ人として生まれたのは聖書に書かれてある多くの預言を成就するためであり、またユダヤ人との約束を果たすためでもありました。「約束を保証する」は英語で「confirm the promise(KJV)」となりますが、「guarantee」も一般的に使われる単語です。日本語の「ギャラ」はここから生まれた単語です。ユダヤ人が神に選ばれ、神に愛され、神の民となるのはゆるぎない事実です。それは神によって「保証」されているからです。しかし、異邦人はちょっと違います。ユダヤ人でない異邦人は「あわれみ」によって救いを受けるからです(9)。ギリシャ語「あわれみ」は「eleos(エレオス)」で、「わたしはあわれみは好むが、いけにえは好まない(マタ9:13、ホセ6:6)」の「あわれみ」と同じ単語です。異邦人である我々は約束ではなくあわれみによって、救いを受け主をほめたたえるのです(10)。それは恵みでもあります。まもなくユダヤ人の約束は果たされるでしょう。クリスチャンが信仰に目覚め、恵みとあわれみのゆえにキリストを信じることができれば幸いです。