見たこと、聞いたことを

1ヨハ1:3「私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わりです」
ヨハネ福音書の最初に「いのちのことば」について書いています(ヨハ1:1)。そして福音書の終わりはイエス様のなされたことを「もしそれらをいちいち書きしるすなら、世界も、書かれた書物を入れることができまい(ヨハ21:25)」という言葉で終わっています。それでもヨハネが聞いたことや見たことを後世の人たちに伝えるなら、私たちもまた神にある兄弟となり、ヨハネとも交わりを持てるようになるのです。もちろん、ヨハネはすでに亡くなっておりこの地上にはいませんが、ヨハネが見て、聞いたイエス様の行動一つ一つを知ることにより父なる神とイエス様と聖霊と交わることができます。この交わりを通して、ヨハネの話したことが真実であり、イエス様は紛れもなくこの地上におられたことを知ることができるのです。ヨハネの言葉を信じることで、イエス様の存在を確認できることは、ヨハネと交わりを持っていることと同じこ とになります。ヨハネだけが神を知っているわけではありません。兄弟姉妹との証しを聞くことは、彼らを通して神と交わることと同じだと思います。