亡霊が起き上がって

詩88:10「あなたは死人のために奇しいわざを行なわれるでしょうか。亡霊が起き上がって、あなたをほめたたえるでしょうか。セラ」
「亡霊」はヘブル語の「rapha(ラファー)」が使われ、聖書の中では「死んだ者の幽霊」とか単純に「霊」としても使われています。死んだ者やそのたましい、霊が起き上がることは聖書の中でも複数の話がありますが(イザ26:19など)、問題は生き返ったあとの行動です。ここにあるように、主をほめたたえるならば主の栄光が輝くでしょうが、肉体に逆戻りした霊がふたたび肉の欲にかられて罪を犯してしまうのなら復活も考えものです。新約ではラザロのよみがえりが有名ですが(ヨハ11章)、彼はよみがえった後イエス様と行動をともにし、多くの人がラザロを見にイエス様のもとへ集まっていました(ヨハ12:9)。マタイではイエス様が十字架上で亡くなったときに、聖徒たちが生き返って墓から出てきたことが書か れています(マタ27:52)。個人的にはこの聖徒たちがその後どこへ行き、どういう行動をしたのかが気になりますが、聖書にはその後のことについては書かれていません。たとえ肉体に霊とたましいが戻れたとしても、肉は朽ち果てます。もし、もう1度地上で生きるチャンスがあれば何をすべきでしょうか。