主は天をお造りになった

詩96:5「まことに、国々の民の神々はみな、むなしい。しかし主は天をお造りになった」
日本は八百万(やおよろず)の神がいるとされ、その数は八百万でなく無数にあるという意味です。すべての動物、自然、物に至るまでたましいがあり、不徳な行いをするなら、それらの神が怒り罰を下す…というようなニュアンスです。聖書ではそのようなことは書かれておらず、ただアダムにはすべて神の造られたものに名前を付け(創2:20)、「園のどの木からでも思いのまま食べてよい」と言われました(創2:16)。人が神の創造物の中で最も高い位置にあることは間違いありませんし、事実人間を支配できる動物などいません。日本の神は本当の神ではありませんが、支配者人間が動物や自然に対し、大切にするという気持ちを持たせるには、八百万の神という発想も悪くはないと思います。しかし、まことの神 と呼べるのは聖書に書かれている、天地創造をされた神のみです。他のすべての神々は天地創造の後から出てきた、まがい物に過ぎず、何の力も持っていません。人の生死さえ自由にできるのは、まことの神のみです。世界には何千という神がいたとしても、唯一なお方は聖書の神だけです。