詩102:26「これらのものは滅びるでしょう。しかし、あなたはながらえられます。すべてのものは衣のようにすり切れます。あなたが着物のように取り替えられると、それらは変わってしまいます」
天地を含めて滅びるゆくものがあります。人の肉体もその１つです。神は永遠とそうでないものとを区別されました。不完全なものには制限を設け、完全なものにはそれにふさわしい時間をお与えになったのです。「衣のようにすりきれる」はヘブル語の「balah(バラー)」が使われており、「すりきれる」以外に「古くなる」という意味があります。どんなに栄華を極めて、誇ったとしても永遠にそれが続くわけではありません。人には限界があります。しかし、「あなたは変わることがなく、あなたの年は尽きることがありません(27)」とあり、神ご自身が不変であることが書かれています。パウロも「イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも、同じです(ヘブ13:8)」だと言っており、永遠を持てる存在は唯一神のみだということがわかります。にもかかわらず、もし限界のある者に神と等しく永らえる時間を与えたとしたら、それは恵みと呼べないでしょうか？パウロは「朽ちない」という言葉を何度も使ってこのことを説明しています(1コリ15章)。それは「終わりのラッパ」が吹き鳴らされるときに実現します(1コリ15:52)。
