小羊の血で洗って

黙7:14「そこで、私は、「主よ。あなたこそ、ご存じです」と言った。すると、彼は私にこう言った。「彼らは、大きな患難から抜け出て来た者たちで、その衣を小羊の血で洗って、白くしたのです」
パウロはイエス様のことをあまり「小羊」という称号では呼びませんでしたが、ガリラヤ湖で復活したイエス様が弟子たちと会ったとき、ペテロに「わたしの小羊を飼いなさい(ヨハ21:15)」と言われました。その場に居合わせたヨハネが「小羊」のギリシャ語は「arnion(アルニオン)」を聞き、黙示録では好んで使っています(13:11,14:4など)。洗って白くしたということは、もとは白くなかったという意味です。本来血は赤いものですが、イエス様の血は死んだ行いから離れさせ、生ける神に 仕えさせるとパウロも証言しています(ヘブ9:14)。またイザヤは「あなたがたの罪が緋のように赤くても、雪のように白くなる(イザ1:18)」と、神の罪の赦しによって聖められるなら、白くなることを語っています。この白くなった衣を着ている人は、第5の封印で白い衣を与えられた人のことだと思います(6:11)。彼らは迫害に遭い、殉教しましたがキリストの血によって、聖められた象徴である白い衣を着て、主の前で礼拝を捧げているのです。しかし、最後の封印は解かれていません。