第五の封印

黙6:9「小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てたあかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た」
巻物は1つです。それに対して7つの封印がされています(5:1)。6章では、その内の6つの封印までが開かれています。最初の4つは御座にいる4つの生き物の「来なさい」という掛け声で始まっています(1,3,5,7)。この生き物はどういうものかは、書かれていませんが、それぞれ馬と馬に乗る者に命じ、彼らに命じられたことを実行させる権威が与えられているようです。そして、「来なさい」の命令の後にはにせキリスト(2)、殺戮(4)、経済の破綻(6)、自然災害(8)と決して人にとって喜ばしくない現象が起きています。しかし、第五の封印だけは、特別に何かが起きるわけではありません。この封印は福音のために殉教した人たちのたましいの叫びが起きるきっかけとなるものです(10)。この封印はたましいの叫びに対して 、「しばらくの間、休んでいなさい(11)」と言い渡されるだけです。この意味がどういうものかはわかりませんが、最後の封印、つまり第7の封印が解かれたときに半時の静けさがあることが書かれています(8:1)。封印が解かれても時間差があることがわかります。