にがよもぎ2

黙8:10「第三の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が天から落ちて来て、川々の三分の一とその水源に落ちた」
原子力と呼ばれる核を動力とした発電のしくみは1940年代から始まっています。それ以来大小合わせて50件近くの原発事故が世界で起きています。IAEA(国際原子力機関)が策定した原子力事象評価によれば、レベル7を最高に各レベルで事故評価をしています。2016年までにレベル7を記録したのは1986年のチェルノブイリ事故と2011年の福島原発事故の2つだけです。チェルノブイリは核燃料棒の処理を諦め、コンクリートで埋めるという最終手段を取ってロシア(当時ソ連)は事故を終結させました。福島事故では、5年たっても燃料棒 に近づくことができず、冷却のために使われた水はすべて汚染水として核施設の周りに置かれている状況です。東京電力はこれらの水の処理に関しては、言葉を濁していますが、すでに海に流しているといううわさもあり、早期の解決が望まれています。ここにある「たいまつのように燃えている大きな星」が核爆弾でないことを願います。それが地上に落ちても、水面であっても、汚染の被害は推して知るべし…ということになり得ます。