666を一考

黙13:18「ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である」
「666」は聖書研究者でない人たちも興味を持って研究しており、バードコードだのインターネットだのといろいろと噂されていますが、どれもピンとくるものがありません。第1にそれは「獣」の数字だということからはずれるわけにはいきません。また、「人間」のギリシャ語「anthropos(アンスロポス)」は、人間以外で訳されることはなく、聖書に登場する559回中、552回は「人」と訳されています。すなわち数字が人間を指すと聖書が言っているなら、そのことばから逸脱した考えはすべて排除すべきでしょう。「獣」のギリシャ語「therion(テリオン)」は、文字通り「けもの」の意味があります。人を滅ぼそうとする獣に支配された「誰か」がこの「666」に当てはまるのだと思います。多くの人はすでにこの数 字を持つ者は、地上に生まれていると考えています。確かに2000年を過ぎて世界の経済の均衡は極端に偏り始めています。世界一の経済大国アメリカでも、低所得者の怒りが爆発寸前で、2016年の大統領選挙では、トランプ氏が当選し世界中の注目を集めています。もちろん彼が666ではないですが。