非常に驚いた

黙17;6「そして、私はこの女が、聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。私はこの女を見たとき、非常に驚いた」
「驚いた」というギリシャ語は「thaumazo(サウマーゾ)」で、7節、8節にある「驚く」は全部この単語が使われています。多くの人が「昔はいたが、今はおらず、やがて現われるのを見て驚きます(8)」とあるように、ヨハネが驚いたのもおそらく知っていたからだろうと思われます。歴史的に見るならば、一度滅んだ国が再び表舞台に登場することはほとんどありません。イスラエルはその代表ですが、まさかイスラエルが獣の国とは考えられません。2016年には多くのテロがIS(イスラム国)によって行われましたが、彼らの目標とするのは世界中がイ スラム教徒になることで、オスマン帝国の再来を願っているそうです。いわば現代版の十字軍といったところでしょうか。しかし、彼らが獣の国にだとも思えません。「昔いたが今はいない獣について言えば、彼は八番目でもありますが、先の七人のうちのひとりです(11)」とあるように、すでに滅びている国の名前がもう一度復活するようなことがあるなら、気を付けて見ていなければなりません。世界の情勢は刻一刻と変化しています。