あなたの兄弟たちと同じしもべです

黙19:10「そこで、私は彼を拝もうとして、その足もとにひれ伏した。すると、彼は私に言った。「いけません。私は、あなたや、イエスのあかしを堅く保っているあなたの兄弟たちと同じしもべです。神を拝みなさい。イエスのあかしは預言の霊です」」
この天使は天から落ちたあの天使とは違っていました。ここがサタンとほかの天使との大きな違いです。サタンは「密雲の頂に上り、いと高き方のようになろう(イザ14:14)」と心の中で言ったのです。また別の個所では「あなたの心は自分の美しさに高ぶり、その輝きのために自分の知恵を腐らせた(エゼ28:17)」とあります。知恵とは主を知ることです(箴9:10)。知恵を腐らせるはヘブル語の「shachath(シャハース)」が使われ、「 壊す」「不正を働く」「無駄にする」などの意味があります。せっかく神を知っていたのに、それを捨ててしまったのです。どんなに人がサタンの思い通りになろうとも、「からだを殺しても、たましいを殺せない人たち(マタ10:28)」を恐れる必要はないのです。そして最後に「イエスのあかしは預言の霊」だと不思議な言葉を残しています。これはキリストが「ここにいる」「あそこにいる」と言っても信じてはいけない、というイエス様のことばと合致します(マタ24:23)。人の言葉に惑わされず、預言の霊によるあかしを吟味し見分ける力が必要です。