ケイラを救え

1サム23:2「そこでダビデは主に伺って言った。「私が行って、このペリシテ人を打つべきでしょうか。」主はダビデに仰せられた。「行け。ペリシテ人を打ち、ケイラを救え」」
このころのダビデは必ず主に伺いを立てています。ケイラとはユダ族に与えられた土地の1つで(ヨシュ15:44)、そこがペリシテ人に襲われていることはダビデにとって同族の危機です。当初400人だと書かれていたダビデの仲間も(22:2)、600人まで服上がっていました(13)。ケイラの人たちは助かりましたが、主により彼らがサウルにダビデを渡すと知らされます(12)。さらに同じユダ族のジフ(ヨシュ15:24)の人たちはサウルに告げ口をしています(19)。ダビデの逃走ルートはユダ族の地を中心に移動しています。マオンの荒野を経て(24)、エン・ゲディに移ります(24:1)。現在ではここはイスラエルの国立公園となっており、泉があり、ダビデの滝と呼ばれる滝が有名です。ここでサウルもダビデ も油注がれた者同士が、上着のすそを切り取れる距離まで接近します(24:4)。おなじ油注がれた者が仲良くできなかったのでしょうか?聖書はたとえ油が注がれようとも、必ず祝福を受けたり、成功したりしないことを伝えています。結局は昔も今も主に従う信仰が、神に受け入れられることには変わりないのです。