さばきを彼らの間で行なう

詩149:9「また書きしるされたさばきを彼らの間で行なうため。それは、すべての聖徒の誉れである。ハレルヤ」
5節以降の「彼ら」は、「聖徒たち(5)」を指しているのだと思います。聖徒たち(英語では「faithful people(NIV)」と訳され、信仰熱き人たちのことを指しています。クリスチャンでも争いがあったなら、「聖徒たち」に訴えるとパウロはコリントの教会に語っています(1コリ6:1)。しかも、その聖徒たちは「世界をさばくようになる(1コリ6:2)」ともあり、大きな責任があることが分かります。さらに「私たちは御使いをもさばくべき者(1コリ6:3)」とあり、世をさばくと同時に御使いまでもをさばくことのできる権威が与えられていると告白しています。この詩ではあらかじめ定められた(新共同訳)さばきをすることが聖徒の誉れだと…あります。さばきは良し悪しの判断を決めることです。現代なら、み言葉に照らし合わせて判断できる人たちが聖徒となり得るのでしょう。旧約の時代なら「士師」の役目をするわけです 。士師、王と呼び名は変わりましたが、主の前でみ言葉に従うことを判断するのは聖徒たちの役目であり、クリスチャンは全員その役目を負っているのです。