みことばを送って

詩147:18「主が、みことばを送って、これらを溶かし、ご自分の風を吹かせると、水は流れる」
主の創造は6日間で終わったわけではありません。今もみことばを使ってあらゆることをコントロールしておられます。氷を溶かすことでさえ、主のみことばが働かれるのなら、自然界の全ては主が支配なさっていると考えて差し支えないと思います。「主は地に命令を送られる。そのことばはすみやかに走る(15)」とあるように、すべての自然現象は神の許しのもとにあるのです。「みことば」のヘブル語「dabar(ダバー)」が聖書に最初に登場するのは、創世記のバべルの塔のときです(創11:1)。人でさえ言葉を統一させ、心を一つにしたなら、神が危惧するほどの力を持つのです。ましてや創造主なる神ご自身なら、その力ははかり知ることができないでしょう。星の全てに名をつけられるほどの知者は(4)、はかなく死んでいく人に目をやり、あわれみ、愛してくださったのです。人がどんなに知識が深まり、あらゆる謎を解明したとしても、主がなぜそれほどまでに人を愛してくださったかはわからないと思います。