天と地を造らなかった神

エレ10:11「あなたがたは、彼らにこう言え。「天と地を造らなかった神々は、地からも、これらの天の下からも滅びる」と」
本物の神はどの神なのでしょうか?エレミヤによれば「天と地を造らなかった神々」はすべてにせものです。唯一天地を造り、万物を造り支配される方のみがまことの神と言えるのです。聖書に書かれている神は、天地を創造されました(創1章)。また人をも造られたのです(創2:7)。人が拝む神は、「林から切り出された木(3)」にしかすぎず、その神は「動かないように打ちつけられ(4)」「ものも言えず、歩けないので、いちいち運んでやらなければならない(5)」とあります。考えてみればなんとなさけない存在なのでしょうか。さらに「そんな物を恐れるな。わ ざわいも幸いも下せないからだ(5)」と続きます。人を造られた神と、人が作った神とでは大違いです。人が作った神には何の力もなく、ただじっとして動かないだけです。何かを形作り、神だとするのは世の常です。「すべての人間は愚かで無知だ(14)」とあるように、見知らぬ神を信仰し崇めるのは誰もが冒す失敗でもあります。しかし、天におられる神の目から見ると、愚かでしかないのです。