バビロンに対してめぐらされた

エレ50:45「それゆえ、バビロンに対してめぐらされた主のはかりごとと、カルデヤ人の国に対して立てられたご計画を聞け。必ず、群れの小さい者まで引きずって行かれ、必ず、彼らの牧場はそのことでおびえる」
メソポタミア地方で最も栄えたのがバビロンと言えるでしょう。そのようなバビロンも永遠には続きません。どんな国でも栄枯盛衰がありますが、バビロンも「高ぶった」とあり(29)、「主に争いをしかけた(24)」ともあります。それらの性質はイザヤに出てくる明けの明星と呼ばれた者に通じるものがあります(イザ14:12-14)。そんなバビロンは黙示録には「大バビロン」として再び登場します(黙17:5など)。偶然かもしれませんが、サダム・フセイン政権下で古代都市バビロ ンを復興させ、観光の目玉にしようとした計画がありました(CNN2013.4月報道)。サダム・フセインは自らをネブカデネザルの子孫だと主張し、遺跡を発掘するなどの調査は行われましたが、彼が失脚後は計画は頓挫したままになっています。フセインがバビロン王の再来ではありませんでしたが、再び誰かがバビロンを復興させ、黙示録にあるようなバビロンの滅亡があるのかもしれません。