十二人の守護

1王4:7「ソロモンは、イスラエルの全土に十二人の守護を置いた。彼らは王とその一族に食糧を納めていた。すなわち、一年に一か月間、おのおの食糧を納めていた」
ソロモンの在位は40年と書かれていますが(11:42)、何歳で王位に就いたかはわかりません。それでもダビデが即位したのが30歳で40年王だったとあり(2サム5:4)、ダビデは70歳で亡くなったことになります。バテ・シェバと出会ったのはヘブロン時代の7年以降ですから(2:11)、37歳以降のことです。少なく見積もってもソロモンは30代で、イスラエルに12人の守護を任命した中にタファテ(11)とバセマテ(15)という娘がすでに嫁いでいることが書かれています。さらに息子のレハブアムは41歳でソロモンの後を継いだとあり(14:21)、レハブアムがソロモンの即位前に生まれたことがわかります。12人の守護はそれぞれの部族を代表する者たちで、最も広大な土地を守っていたのは60の町を与えられたゲベルの子です(13)。各守護から納められる食料はかなりの量でしたが(22-23)、民は海辺の砂のように多くなり、彼らは飲み食いして楽しんでいた(20)とあり、食料を納めてもまだ余力のある平和な時代だったようです。