エゼ40:4「その人は私に話しかけた。「人の子よ。あなたの目で見、耳で聞き、わたしがあなたに見せるすべての事を心に留めよ。わたしがあなたを連れて来たのは、あなたにこれを見せるためだ。あなたが見ることをみな、イスラエルの家に告げよ」」
エゼキエルを案内したのは、「手に麻のひもと測りざおと」を持った人でした(3)。すなわち、神殿の幻を見せるだけでなく、測りざおで測って見せてエゼキエルに記録をさせるためだったと思われます。1キュビトは一手幅分長くなっており(5)、ソロモン神殿よりは大きいものになっていますが、神殿はバビロン捕囚の際、ネブカデネザル王によって破壊されています(2王25:9）。エズラ、ネヘミヤの時代の神殿は、ソロモン神殿のサイズは同じでした。そのため、エゼキエル神殿がいつ建てられるかは大きな謎となっています。何よりも現在その場所には、イスラムの岩のドーム（黄金ドーム）と呼ばれる八角形の建物があるのです。このエルサレムは国連は「中立地」とし、イスラエルは勝手に併合してイスラエルの首都と宣言しています。パレ スチナは独立した際には、ここを首都にしたいという思惑があります。2017年にトランプ大統領がエルサレム首都を認める動きを見せています。またユダヤ人の土地の買収も大きく関係しています。
