わたしはあなたに立ち向かう

エゼ39:1「人の子よ。ゴグに向かって預言して言え。神である主はこう仰せられる。メシェクとトバルの大首長であるゴグよ。わたしはあなたに立ち向かう」
メシェク(モスクワ)とトバル(トボリスク)の首長はロシアのことでしょう。この国は、日露戦争のころからマルクスレーニンによる共産主義革命が起こり、社会主義国家となってしまいます(1917年)。同時に宗教に対しては排他的になり、ロシア正教以外では、宗教は認められない状態になっていました。つまり神を認めない国となったのです。ユダヤ人たちは迫害が起きるたびに国を追われ、ドイツ系のユダヤ人は徐々にポーランドウクライナ、ロシアへ移住していきました。しかし、移り住んだ先でも迫害を受け、 特にウクライナ、ロシアでの迫害はポグロムと呼ばれ、一説にはヒトラーホロコーストよりもひどかったのではないかと言われています。神も認めず、神の選んだ民への迫害は、当然神の目にはゆがんだ、愛のない国に映ったことでしょう。しかも、3000年も前に「わたしはあなたに立ち向かう」と言われているのです。2016年にシリア問題の解決のために、ロシアとイランとトルコが共同声明を発表しました。もちろん代表格はロシアです。預言の一部が成就しようとしているのでしょうか?