エホヤキンが捕らえ移され

2王25:27「ユダの王エホヤキンが捕らえ移されて三十七年目の第十二の月の二十七日に、バビロンの王エビル・メロダクは、彼が王となったその年のうちに、ユダの王エホヤキンを牢獄から釈放し」
エホアハズ、エホヤキム、ゼデキヤはそれぞれヨシヤを父に持つ兄弟の関係になります。最後まで生き延びたエホヤキンはエホヤキムの子になります(24:8)。エホヤキンから見てゼデキヤは叔父にあたり(24:17)、ヨシヤは祖父になります。エジプトのパロ・ネコは、ヨシヤが亡くなった後に王になったエホアハズが気に入らず、3か月で幽閉してしまいます(23:33)。またエホヤキンも王に就いてすぐにバビロンに降伏したので3か月だけの王でした(24:8-12)。エホヤキムはエジプトの傀儡(かいらい)王で、ゼデキヤはバビロンの傀儡王となり、すでにこの時代のユダ国の政治はユダヤ人たちのものではなくなっています。聖書に登場する主に従った王たち、ダビデ、ヒゼキヤ、ヨシヤに共通することは、どの王 も自分の息子に主に信頼する信仰を教えなかったということです。特にヒゼキヤの息子マナセは、7代目の女王アタリヤに次ぐ悪王となり、ヨシヤの宗教大改革をしても、主の怒りはおさまりませんでした(23:26)。主は長く「しもべダビデ」のためにその怒りを静めてきましたが(8:19)、マナセはすべてを水の泡にしてしまいました。どんなに主に従う王で、彼らの一生は恵まれても、その子孫にまで繁栄が続かなければなりません。