アサフとヘマンとエドトン

1歴25:11「また、ダビデと将軍たちは、アサフとヘマンとエドトンの子らを奉仕のために取り分け、立琴と十弦の琴とシンバルをもって預言する者とした。その奉仕に従って、仕事についた者の数は次のとおりである 」
アサフとへマンは兄弟です(6:39)が、エドトンの略歴は謎になっています。確かに詩編ではエドトンが歌った詞が残されています(詩39.62.77)。おそらく以前に出たエタン(15:17)の別名あるいは、違った呼び名をしているのだと思われます。彼らの氏族の親子と兄弟が12人ずつ24組288人に分かれ、四六時中契約の箱の前で賛美の奉仕をしていたのです(7)。しかもそれぞれが「達人」だったとあります(7)。「達人」に使われたヘブル語は「biyn(ビーン)」は、「理解力のある」とか「 気づく」という意味があります。ただ楽器がうまいだけでなく楽器を奏でることに理解があり、どうやって演奏すべきかを把握していた能力があったのだとも取れます。奏楽は歌う人に合わせて演奏するのがダビデの時代では一般的だったようで、楽器だけで演奏するような様子は聖書には書かれていません。たまたま詩編には150が残されましたが、本当はもっとたくさんの賛美があったはずです。