私が食べ飽きて

箴30」9「私が食べ飽きて、あなたを否み、「主とはだれだ」と言わないために。また、私が貧しくて、盗みをし、私の神の御名を汚すことのないために」
2012年に日本とアメリカのシンクタンクが投資家へのアンケートを実施した結果、儲けと損失の割合はほぼ2対8だという結果が出ました。つまり設けることができる人は全体の2割程度の人たちだということです。現在では証券取引もコンピュータ化が進み、ほぼ人が介入する取引はなくなっています。人工知能が行う取引は1秒間に数万件を超え、人は黙ってスクリーンを見つめるだけです。ほんの少しでも利益が出ると売りに転じ、損失は最小限に食い止めるようにプログラムされているのです。人の「貪欲さ」もすでにコンピュータとコン ピュータとの戦いに発展しています。そこには貧しい人を思いやる感情はありません。ただ「利益」を得るという目的のために、制限なしに取引を繰り返す機械があるだけです。人が作り上げた「貪欲マシーン」はひたすら、マネーゲームを繰り返し、貧困と格差社会を作り上げています。欲は人の心の目を曇らせ、神への感謝の気持ちをなくさせます。箴言にあるように多くもなく少なくもない富があるなら感謝だと思います。