神と人との間の仲介者

1テモ2:5「神は唯一です。また、神と人との間の仲介者も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです 」
旧約の時代には大祭司だけが、主の前に進み出て主との面会ができるようになっていました(ヘブ9:7)。ただし、大祭司がそのまま至聖所に入ることはできません。必ず、ささげ物といけにえを携えなければ主との面会はできなかったのです(ヘブ8:3)。神と会うためには、罪のある汚れた状態では許されません。神は汚れのない、聖い者と出会ってくださるのです。しかし、人は肉を着ているために神とは逆の道を歩もうとしています(ロマ8:7)。神と出会うためには罪があってはなりません。唯一、キリストを信じる信仰を神が義と認めてくださるおかげで、私たちは神の前に立つことができます(ガラ2:16)。パウロはイエス様は神と人との仲介者だとも言っています。ただイエス様を信じるだけでなく、イエス様は神の前で私たちを弁護してくださるお方です(1ヨハ2:1)。もし、キリストを着ずに神の前に立つなら、神はその人を認めず御前から追い出してしまうでしょう(マタ22:12)。この世にどんな預言者や神の御使いだと名乗る者がいたとしても、まことの神との仲介ができるのはイエス・キリスト以外にはありません。イエス様の十字架がなければ、人はただ罪に死んでいくだけでした。神の在り方を捨ててまで、人を愛されたイエス様が永遠にたたえられるように願います(ピリ2:6-7)。